ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■フォトフォト参りました。
嫁と息子・タク(6才)がなにやらカヤカヤと言い合ってて

「パパに聞きなさい!」

とキツめに言われたタクが僕の所にやってきて

「ボクが写ってる写真みしてー」

自分が写ってる写真が欲しいのだという。なんでももうすぐ卒園の時期なので、お世話になった担任の先生にクラスみんなでお手紙や写真をあげるのだそうだ。

以前の日記に書いた通り、僕は娘・R(8才)が年中の時に担任だった先生のファンで、つい最近結婚したとの報告を聞いて軽くショックを受けたものだが、タクの先生も若くてわりと美人系である。

「これなんかどうよ?」

ちょうどタクと先生がふたりで写っている写真があったのだ。運動会の時、タクが

「先生と写真とりたぁい」

とモジモジするものだから僕がお願いして撮らせてもらったのだ。しかしタクの答えは

「やだ」

「なんでよー!」

パパの年代になるとな、若い女の子とふたりで写真撮るなんて滅多にないんだぞ!あったとしてもディズニーランドの記念写真のボッタクリ料金より更に遥かに高い料金が発生してたりするんだぞ!贅沢言ってんじゃねえ!と怒ったが、

「ボクが耳当てと帽子をしている写真がいいんだ!」

この冬の防寒用としてタクの定番スタイルとなっている正ちゃん帽と白い耳当て。これをしている自分が最強にカワイイと思っているらしい。

「うーん。ごめん。その写真はないわ」

残念ながらそのスタイルで撮った写真はなかった。

「じゃあ今から撮って!」

「すぐ撮影しろとかどこのモデルだお前は!」

「ボクは先生にカワイイって言われたいんだ!」

おおっ。なんという情熱。タクは先生が大好きなのである。その惚れた男の心意気たるやよし。武士の情けじゃ、力になろう、ということで

「じゃあ撮ってやるよ。ただしピアノの練習してからなー」

本日の練習ノルマが消化できていなかったので、まず自分がやるべきことをやれ、と言いつけた。

「終わったー」

「よし。じゃあ撮ろうか」

「やっぱりいい」

「ええー!」

「さっきの先生と一緒の写真でいいよ」

「お前なあああ」

ついさっきまでのあの情熱はなんだったんだ。せっかく耳当てを用意して待っていたのに。結局最初の候補である運動会での先生との写真を現像した。タクも可愛く笑っているし、先生もキレイだ…としばらく眺めていたら、横から嫁が

「あ、この先生も結婚するから辞めるんだよ。だから色々贈ろうとしてるんだよ」

「えー!Rの担任に続いて…」

タクは耳当ての写真がなくて、僕はお目当ての先生がいなくなってしまったとさ。

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02月20日(月)
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