ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■親のおやつ。
昨日、娘・R(8才)からもらったチョコレートを神棚に捧げるが如く机の上に恭しく飾っていたら、
「これ、どよーびに食べよーね!」
Rがそれを嬉しそうに取り上げる。僕にくれたものの絶対自分も食べたいんだろう。
「え、僕も食べたい」
息子・タク(6才)も目をキランと光らせ、虎視眈々と狙っている。なので
「ああ、君達で食べていいよ」
Rと息子・タク(6才)、きょうだい仲良く分けて食べなさいと言うと
「パパも食べなきゃダメ!」
いきなりタクが怒りだしたのでびっくりした。
「え、なんでよ」
「せっかくRちゃんがパパにあげたんたから、パパが食べないと意味ないじゃん!」
「おお、男前だ…!」
目の前に現物があるにもかかわらず、それに惑わされることなく、パパが食べると僕らの食べる分が少なくなる、とかそういうことを考えないのは偉いなあ。オヤツとかでも僕や嫁がいると
「ハイ」
と言って必ず少しくれるところなどは、誰も教えてないのに偉いよなあと思うのであった。
「分かった、じゃあ3人で食べようね」
とタクの頭を撫でつつ、
「で、タクはお友達からチョコもらったんか?」
そういえばお前はどうだったんだと聞いてみたら急に
「…」
ぶっすー、と超不機嫌になってしまった。どうやら地雷を踏んでしまったようだ。超やべー。しかし気持ちが男前のタクなら、いつかいい子から必ずもらえるよ…。
男前の息子は、時々服が後ろ前である。
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02月18日(土)
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