ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■無知無知プリン。
嫁はパートに出掛けていったので僕が子守りである。

外は寒いが天気は良いので、健康的に公園に出て遊ぶべかと考えたが、どうも娘・R(8才)のピアノ練習のノルマが全然終わってないらしい。

「昨日のぶんも終わってないからやらせるように!」

嫁はそう言い残して行ったので、それが済むまでウチを出るわけには行かなくなった。早く練習させようとしたが、それ以前の問題で朝ご飯を食べるのがダラダラで…。

なんでこんなに食べるのが遅いのか、しばらく観察していると、Rと息子・タク(6才)が何かとじゃれ合っていて、お笑いコントをしながら食べているようなものであった。

「おい、早く食べろ!」

とりあえず叱ってみたところ

「ねえねえパパ!昨日コマーシャルできゃりーぱみゅぱみゅ出てたよォー!えぶりば、えぶりで、はっぴーはっぴープッチンプリン!」

と叫び、



このCMの踊りをふりふりと始めるではないか。何が「えぶりば」だ。チョベリバ(死語)だっつーの。ふたりのだらけきった踊り方は僕をイラッとさせた。

「踊り方が超適当だ!踊るんならちゃんとやれ!」

「どう踊ったらいいの?」

そんなわけでプッチンプリンのインターネッツのサイトを見たら、ちょうどよく踊り方講座のページがあったので、そこの動画を見ながらレッスン。

「もっかい見せて!」

「オレはもう覚えたもんねー」

踊りはわりと得意でそこは飲み込みが早いふたり。特にタクは幼稚園お遊戯会で常にセンターを張っていただけあり、Rより早くマスターしてた。Rも程なくキレイにマスターし、見よ、この達成感。ちゃんと練習をすればきちんと上手に出来るのだ…っておい。

「ピアノの練習やれー!その前にさっさとゴハン食べろー!」

気が付いたらもうとても朝ごはんとは呼べない時間になってしまっており、我が家はツッコミ役の嫁がいないとボケ通しで取り返しが付かないところまで落ちて行ってしまうことが分かった。夜のツッコミなら大得意なんだけどなあ。

頭がプッチンな僕らなのであった。

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01月29日(日)
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