ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■パンはパンでもルパンルパーン。
土曜日の昼飯は娘・R(8才)と息子・タク(6才)でカップうどんを食べた。

なんでも嫁が言うには

「マチコ先生(タクの担任)がね、幼稚園の工作で使うから赤いきつねみたいなカップうどんの容器が欲しいんだって」

ということなので、可愛いマチコ先生のためなら…と喜んで協力。

「ところでマチコ先生は何カップなんだろうか」

とかブツブツ言いながら近所のドラッグストアで98円で買った。

それからタクのスイミングスクールだったので連れて行ったが、みんなカップうどんひとつじゃ足りなかったようで、帰り道には

「おなかすいたー」

部活帰りの中学生のようにハングリーな野獣と化していた。そこでちょうど歩いている途中でパン屋を見つけたので速攻入店すると、ふわーんと美味しそうな匂いが漂う。

「パンの匂いをかいだら、すごいおなかすいてきちゃったよ」

とRが言う。もう僕らパンの前でおあずけ喰らった野獣3匹。タクはタクで

「ねえ、これ何?これ何?」

店の奥にある、何かのパンに異常に興味を示すと。

「それは蒸しパンですよ」

レジの前に立っていたお店の女性が教えてくれた。聞くだけ聞いて

「ボク、あんドーナツがいい」

買う時は蒸しパンガン無視であったが、お会計を済ませた後、店を出る時に

「ボクちゃんが興味を持たれてたみたいなんでどうぞ」

「ええー。いいんですかぁ?」

小さな蒸しパンを包んでもらってしまった。い、いい店だなあ…。

ウチに帰ってからあんドーナツが美味そうだったのでひとくちもらおうと思っていたら

「もうないよ」

あっという間にタクは全部食べてしまっていた。なんということだ…。

はい、じゃんがじゃんがじゃんがじゃんが…。

それはあんガールズである。

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01月22日(日)
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