ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■週刊身長。
娘・R(8才)は学年で一番ちびっ子なので、息子・タク(6才)とほとんど背が同じだ。

知らない人が見たら双子かと思うだろう。最近は遂にタクが抜き去ったか、と見えることもある。ただRは頭の中がお花畑でも「弟に抜かされたくない…」という彼女なりのプライドがあり、気にしているようなので僕からはあまり話題に出すことはない。ところが今朝…。

「パパ!こないだ背の高さ測ったらね、オレの方がRちゃんより高いんだよ!」

タクがものっすごい得意顔で叫ぶので、僕はハラハラしてしまった。すぐ脇にRがいたからである。心なしか不機嫌な顔を向けているような…。

「何センチだった?」

と聞いてみると

「えっとねー!Rちゃんが117.1センチで、オレが115.3センチ!だからオレのが高い!」

「…は?」

「だから、Rちゃんがひゃくじゅーななてんいちで、オレがひゃくじゅーごーてんさんなの!」

「それ、おかしいだろ!」

「なんでよ!」

「117.1と115.3、どっちが高いか!」

考えろと言われたタクは2秒ほどポカンとした顔を浮かべて、

「ああああー!117.1の方が高いー!さかさまにしちゃったー!」

猛烈に叫び、まだ畳んでない布団の中に飛び込み

「恥ずかしい〜」

布団の中でクネクネと身悶えていた。そんなことより、お尻丸出しでヒップダンス踊ったり、お風呂の時に「育て」とちんこに水を遣る方が恥ずかしいと思うのだが。

Rはその様子を見て「フフン」と笑っていた。いくら背が高くても中身がアレじゃねえ…といった感じだろうか。それはそれとして、117と115か…。もう少し背が伸びれば119番と117番になるわけか…って違う。

近所の遊園地「としまえん」では、110センチ以上にならないとひとりで乗れないアトラクションが多い。ふたりともほぼ同時期にそのボーダーを突破し、

「これで1人で乗れるね!」

と大喜びしていたのにがついこないだのことのように思えるのに、そこからもう7センチ、5センチも伸びてしまったのか…。抜かされたとはいえ、Rもすくすくと成長しているではないか。僕も5センチ伸びたらなあ…などと子供の成長が嬉しかったり羨ましかったり。そんなことを考えていたら

「いやいやいや、その『117』も間違いなのよ…」

横からひょいと嫁が訂正を入れた。さっきからタクが言っていた「117.1」も間違いで、、本当は「115.1」であり、本当の身長はRが115.1でタクが115.3。すなわちほんの2ミリの差なのだ、ということであった。

「またなんでそんな間違いを…」

背が伸びたことを嬉しそうに言うタク。身長の話だけに、背伸びしたい年頃なのかしらん。

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01月19日(木)
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