ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■箸動かさざる者食うべからず。
昨日の日記にもちょろっと書いたが、娘・R(8才)と息子・タク(6才)はゴハンを食べるのがものっすごい遅い。

普通の粗末な食事なのに、食べる時間だけはおフランス料理のフルコース並みである。夕方の6時半から8時過ぎてもまだ食べていることもあり、途中で電池でも切れたかと思ってしまう。

特にテレビをつけているとありとあらゆる動きが止まってしまうので、いっそのこと食事中はテレビ禁止にしたいところだけれども、

「あっモヤさま…見たいかも…

などと僕もいまいち踏ん切りが付かない。ていうか見ながらでもとっとと食べればいいのである。

この日も一緒に夕飯を食べていて、かなりおっそいペースで食べていたので観察していたら、ホントにテレビに集中し過ぎて地蔵状態。箸が全く動いておらぬ。こういう時間が積み重なっていつまでも食べ終わらないのだなあ。

「ほらほら、君たち止まってるよ。手を動かしなさい」

と注意してみたところ、

「はーい」

ふたりはびくっとして返事をし、ようやく視線をテレビから離し、動き出したかと思ったらタクは、

「あんあんああんあん、ぱみゅぱみゅ」

きゃりーぱみゅぱみゅの踊りを踊り始めた。

「そういう意味で手を動かせって言ったんじゃねー!」

「ぎゃはははは!」

タクはしたり顔で笑っている。ナイスボケ、オレ、という自画自賛の笑顔なのだ。

「もういい!テレビ消す!」

パパ、ちょーっと今イライラしてるからそのボケは笑えないかなー、ということでぶち切れてテレビも速攻切った。

「ああん、消さないでー」

Rとタクがふたりですがりつくが無駄である。箸を動かさないまま、今日もまた1時間以上経っても食べ終わらないお前らが悪いのだ。いくら懇願してももう遅いのである。

すなわち、時既にお箸。なんちて。

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01月18日(水)
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