ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ホーンテッド実家。
栃木の実家で子供達と寝る。

「パパ、一緒にトイレ行ってぇ」

寝る前に娘・R(8才)が僕の腕を引っ張る。

「おうちじゃひとりで行けるのにどうした?」

「まだ慣れてないから怖いの…」

僕にとっては文字通りホームなのだが、子供達にとっては実家はまだアウェーのようである。また、寝る部屋についても、

「このお部屋、人形があるから怖いの」

床の間に飾ってある、母がどっかで貰ってきたらしい日本人形を指差して身震いしていたので、

「パパが子供の頃はフランス人形と雉の剥製もあってもっと怖かったんだぞ」

そう言い聞かせて眠らせた。

Rが寝てしばらく、今度は息子・タク(6才)がシクシクと泣き出した。彼はRより先に寝ていたが、何かの拍子で目が覚めてしまったらしい。タクにとってはもの凄い夜更かしな時間に起きてしまったわけで、

「早く寝ないとオバケに連れて行かれる…」

焦れば焦るほど眠れなくなり、怖くなって泣いていたのであった。

「大丈夫だよ、オバケいないから怖くないよ」

そこは嫁が優しく慰めていたが、まさかこの後、嫁自身が一番怖くなるとは誰が思ったであろうか。僕らの寝ていた部屋にはRとタクのオモチャが色々置いてあり、その中で

レジ
こういうレジのオモチャがあった。これは、ボタンを押したりすると「イラッシャイマセ」とか喋ったりするのだけれども、翌朝、

「夜中、いきなり『アリガトウゴザイマシタ』って喋ったのううう!」

嫁がもの凄い勢いでビビリながら叫んでいた。何もいじっていないのに3回ぐらい「アリガトウゴザイマシタ」を繰り返したのに僕らはガーガー寝てて気付いてくれないし、恐怖のあまりなすすべもなく布団の中に潜り込んだのだという。そして

「この部屋、オバケがいる!」

夜中に息子に言ったこと全否定。

「オモチャの山が崩れたとか、なんかの拍子で動いたんだろう…。僕、この家でオバケ見たことないし!」

今度は僕が慰めることになってしまった。母は1回見たことあると言ってたけど、それはナイショにしておいた。いずれにせよ電池抜いとけば今夜動くことはないだろうということで抜き取ったら

「違う部屋に置いといてよ!」

余程怖かったようだ。

そんな感じでマイ実家でそれぞれビビリまくっていた家族3人。人ん家をオバケ屋敷扱いして失礼しちゃうわ!

で、僕だけ栃木で何も怖いことがなかったかというとそうでもなく、車で走っていた時、前を行く車のナンバーが

666666
2台続けて666!この2台の持ち主は縁起が悪いと思わないのだろうか。メタル好きなんだろうか。666のダブルで6が6つ並んでしまった。「666」自体は「シックスシックスシックス」という呼び方があるらしいが、「666666」はなんと読んだらいいのだろうか。その代わり「999999」は以前見たことがあるし読み方も分かる。

昔「痴漢鉄道999999(シックスナイン)」というエロいお店があったからである。

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01月04日(水)
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