ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■Negiccoライブ@光が丘
Negicco
新潟のご当地アイドル「Negicco(ねぎっこ)」が近くのショッピングセンターでライブをするというので観に行くことにした。

Negiccoを知ったキッカケはなんだったか忘れたが、曲がよいのでCDやDVDを買って観ていたら娘・R(8才)と息子・タク(6才)もはまってしまい、

「Negiccoが来るよ〜」

と伝えたら

「みにいきたい!おてがみかく!」

Rが便箋に手紙を書き始めた。それを見てタクも真似して書き始める。しかしあまりにも字がヘタクソなので

「キレイな字で書けよ…」

覗き込んで注意したら

「みちゃだめ!」

何を書いたか見せてもらえなかった。しかしなんとかコッソリ覗いてみたところ

「りんごむすめ(青森のご当地アイドル:さんまのからくりTVの「かえうた王」のコーナーでNegiccoを破って優勝した)にまけるな!」

という檄文があって怖くなったが見なかったことにした。

当日会場に着くと、じわじわと人が集まってくる。皆NegiccoTシャツやNegiccoタオルやNegiccoバッジやNegiccoメンバーのサイン入りバッグやらを身に着け、コアなファンの方々であることが分かる。高速道路のサービスエリアの名前が入った袋を持っている人も見受けられ、おそらく本拠地新潟からはるばるやって来たのかと思われる。

待っている間、

「ねえ、今日ガッターやるかなあ?ガッター」

ガッターというお気に入りの曲名を連呼するタク。立派なアイドルオタクだ…。やがて開演時間となりNegiccoが出てくると、

「本物のねぎっこがきたー!」

ふたりともしばらく固まってた。しばらく歌と踊りに魅了されていたふたりであったが、先程のコアなファンの方々の

「なおちゃーん!」

だの

「はい!はい!」

といった合いの手の声がすさまじく、下手すりゃNegiccoの歌声以上の音量で、タクが思わず

「おっさんが一番盛り上がってんじゃねーか!」

と叫んでいたが

「その通りだ!」

お前の数十年後の姿かもしれないではないか。

ライブが終わっての握手会があり、そこでお手紙を渡すことにした。いざ渡す時になるとタクが急にモジモジし始め、

「パパが渡して〜」

と手紙をぶん投げようとするではないか。あのお調子者のタクが照れるとは。さては恋だな(違う)Negiccoの皆さんは

「えー。いいのー?Rちゃん」

などと名前を呼んでくれて優しく受け取ってくれた。ありがたいことである。こうして無事握手もしてもらえたRとタクは、大好きなアイドルと会えた日として、幼き日の記憶として刻み込まれるだろう。

ネギだけに刻み込まれる…。

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11月28日(月)
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