ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■貼れ貼れユカイ。
我が家には様々な貼り紙が壁に掲示されていて、その全てが娘・R(8才)と息子・タク(6才)の仕業である。
「きょうの ひざし またあした」
などと書かれている、意味不明なR自作の歌の歌詞や、
「ラブようちえん、11/5オープンです」
妄想上でRが運営している幼稚園の告知や、
「あたらしいポケモンをかんがえてください。しめきりは11/20まで」
業務連絡みたいなものまで様々である。普段、タクは「タクぞう」と呼ばれていることが多いので、
「タクゾーン:タオルふんふんポケモン、ってのはどうだ」
と僕が言ってみたところ
「なにそれ、やだー!」
とか言われつつも次の日にはその「タクゾーン」なるポケモンの絵や必殺技の設定が描かれ、隣に貼られていた。
このようにどんどん増殖する我が家の貼り紙に、僕もなんとなく対抗心を覚え、

こないだPerfumeのCDを買った時にもらったポスターを貼ってみたら、
「パパ、まだパフューム好きなの?」
タクに妙に醒めたことを言われてしまった。「まだ」ってなんだ「まだ」って。誤解して欲しくないのは、僕は決してアイドルオタクというわけではなく、Perfumeの楽曲は、僕が昔から大好きだったテクノやハウスといったクラブミュージックと引けを取らない優れたレベルにある質の高いモノであり(以下略)。
ちなみに最近はNegicco(ねぎっこ)という新潟のご当地アイドルも好きである。こちらの楽曲も陳腐なアイドルソングではなく(以下略)。
Rもタクも、ポケモンとか仮面ライダーにはまる前はDVD見せろとかうるさかったくせに。Rが幼稚園の年中の時に、お遊戯会に使われる曲がPerfumeだったので大喜びしたものである。なので
「君たちだってまだ好きだろう」
と答えると
「じゃー山田先生にも言っておくよ!パパもパフューム好きだからって!」
そのお遊戯会の時にPerfumeの曲をセレクトし、自らもPerfumeになりたい、と園児達に公言しているという山田先生に言いふらすという。
「そんなこと恥ずかしいから止めろ!」
止めろと言ったところでタクは絶対言うに違いないが、とりあえず強い口調で止めてみると
「Rが年中の時にもう言っちゃってるよ。先生笑ってたし」
Rが得意気に横から口を挟んだ。そうだった。既に年中のお遊戯会の時に言っていたのだった。
「あとねー。『パパはいつもたっくんのことをタクゾーってよぶんだよ』って言ったらやっぱり笑ってた」
ああ、子供達の軽い口のせいで、またかかないでよい恥をかいてしまった…。
なんでそういうどうでもいい情報ばかりを先生にダダ漏らしするのか。先生といっても山田先生はまだ女子大生と言ってもいいぐらい若くて可愛いんである。アイドル好きオヤジとか思われてるとか最悪である。
そんなわけで、ポスターは貼りつつ恥を上塗りしてしまったという話だったとさ。
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11月05日(土)
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