ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■東京ディスディニーランド
「11月3日はディズニーランドに行くんだよ!」

「えー!」

10月の終わりに娘・R(8才)と息子・タク(6才)からそんな話を聞かされてびっくりした。

「誰と?」

「家族で!」

「えー!」

ていうか僕、家長のつもりだったが決定権はないのか。ただのうんこ製造機能付きATMとしか見られていない可能性があり、若干鬱になった。嫁によると、子供達は11月3日も休みだし、その前に11月1日も休みなのだという。Rの学校は創立記念日でタクの幼稚園はなんかの振替休日だとのこと。

「飛び石連休だから、どっか行きたい」

という趣旨でのようである。しかも3日のディズニーだけではなく

「1日は『アソボーノ』に行くんだよ!」

アソボーノという、東京ドームシティにある室内遊戯施設に行くのだという。ここは土日祝日だと1時間単位でお金を取られるのだが、平日だと時間無制限なのでお得なのである。それは嫁が連れて行くとしてどーでもいいのだが、

「3日にディズニーかあ。混んでるよねえ…」

僕にとってのディズニーランドは、高い料金を払うと長時間並ぶ苦行を受けることが出来、忍耐力を養える修行場のようなところである。昔、ハドソンソフトが出したゲームで、ディズニーランドをもじった「デゼニランド」というのがあったが、とにかくカネが出るし、簿ランドを取り仕切ってるボスネズミの声はマイケルジャクソンみたいに甲高いし正直あんまり行きたくない。

「1日にディズニーに行けばいいじゃん!」

平日だから多少空いているだろうし、君らで行ってくればいいのに、と嫁に言ったところ

「えー。ディズニーを私ひとりで子供ふたり連れて行くのはツライ」

とのこと。嫁が子供達と並んでいる間に僕が別の乗り物のファストパスを取りに行く、といった戦略ができないし、嫁自身も楽しみたいし、等々つらつらと語り出しおった。

「じゃあ行きますか」

もう子供達は行くってことで頭が固まってるし、覚悟を決めるしかなかった。それが10月31日の話だった。

ところが翌日の11月1日。嫁と子供達は昼間アソボーノに行ったらしいのだが、オープンから閉店時間まで力の限り遊びまくったため

「疲れたから3日のディズニーは行かなくていい」

「なんだそりゃー!」

ということになってしまった。僕が夜仕事から帰って来た時、Rもタクもなんだかぐったりしていて

「3日はおうちでゴロゴロしてるー」」

すっかり年寄りみたいなヘロヘロっぷり。しかしディズニーに行くこと自体は諦めてないらしく

「11月20日のパパの誕生日に行くことにした!」

「えー!」

何故か僕の誕生日がターゲットにされ、これもまた決定事項らしい。本当に僕に決定権はないのだなあ…。僕の誕生日なのだから、僕がやりたいこと、行きたいところを選びたいモノだが…。

ディズニーランドよりもこっそり石鹸ランドに行きたいものである。

ファストパスよりフィストファック。なんちて。

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11月03日(木)
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