ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■やく○印。
実家にいても暑いので、プールに行くことにした。

近場にある市民プール。底が浅い流れるプールがあるところで、娘・R(8才)と息子・タク(5才)にはちょうどよい。僕らのような家族連れでごった返しているので、目の保養になる女子高生とか女子大生は滅多にいないのだが、栃木のママさんは東京より平均年齢が10才ぐらい若いんじゃないかってぐらいピチピチしているので、若い人妻好きの人は要チェックである。

中に入ると

「イレズミがある方はTシャツを着て隠して入ってください」

との貼り紙があり、

「としまえんはイレズミ禁止だったよ。栃木は893に寛容なんだね」

嫁がどうでもいいことに感心していた。さて、泳ぎたくてウズウズしていたRとタクを水に放つと、潜るわ泳ぐわ力の限り暴れ回る。水を得た魚、と言いたい所だが実際の見た目は溺れてるようにしか見えないので、監視員がしょっちゅう口にする

「小さいお子様から目を離さないようにしてください」

との言葉どおり、いつひょんなきっかけで本当に溺れやしないかと全く目が離せない。そんな感じで前方の子供達に注意を払っていたら、その隙に後ろから水着を引っ張られた。すわ、モーホー系の痴漢、とびびって振り向いてみたら

「私です」

嫁だった。嫁なりにはしゃいでいるのだろうか。

「私のママ友の○○さんも、としまえんのプールに行ったんだけど、そこのパパ、すぐどこかに行っちゃって、子供の面倒見れないんだって」

「え、なんで?」

「水着のギャルに目移りして、どんどん追っ掛けてフラフラ付いて行っちゃうらしいよ」

「うわー。僕よりひどい人がいたよ」

少なくとも僕は目移りしても子供のそばからは離れられない。嫁とそんな話をしながら

「パパー。見ててね。Rちゃんが習った泳ぎ、全部見せるね」

Rが水泳教室で習いかけの背泳ぎやクロールなどを見せてくれる姿を眺める。またしばらく流れるプールをぐるぐる回っていると、また後ろから今度は足首を掴まれて沈みそうになった。

「うわー!船幽霊だー!」

必死に振り払って振り返ってみると

「私です」

また嫁だった。

「危ないだろ!溺れてしまうぞ!」

「生命保険かけてるからだいじょうぶー!」

「お前、893より怖いよ!」

流れるプールは実は三途の川だったというお話でしたとさ。

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08月16日(火)
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