ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■血湧き盆踊る。
土曜日に引き続き、日曜日も町内の盆踊り大会。
この日は娘・R(7才)は浴衣に、息子・タク(5才)は甚平に着替えて会場である公園にレッツラゴー。会場では町内の偉い人の
「え、籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人、という言葉がありますが、この盆踊りも様々な人達の手作りで行なっています…」
などというアナウンスが響き渡る中、昨日の日記に書いたボンマスターはこの日も元気に踊っていた。Rも昨日と同様
「パパ〜。わたあめが食べたいの。あとスーパーボールすくいやりたいの」
屋台の食べ物や遊びに夢中であった。わたあめの屋台は大人気で長蛇の行列が出来ており、どこが最後尾か分からずキョロキョロしていたところ、浴衣姿の女子中学生達に目を奪われてしまい、
「ああ、こんな子達が近所に住んでいるなら、下半身を丸出しにして通報されるオッサンの気持ちも分かるわ…」
僕が通報されてもおかしくないみだらな妄想をしてしまう。辛うじて我に返り、行列の一番後ろっぽいところにいるちっちゃな女の子に
「ここがわたあめの列かナ?」
と聞いてみると
「うんそうだよ。Rちゃんのを買うの?」
うおおおお、チミ、何故僕がRの父だと知っている!(後でRの同級生だと判明)。あぶねー。どこで誰に見られてるか分からないわ…。
「あそこでRちゃんのオヤジさんが中学生を危なそうな目で眺めてるよ…」
なんてこと言われたら申し訳が立たぬ。
長い間待たされてようやくRにわたあめを渡してやり、僕はビールをチビチビやっていたが、嫁とタクが見あたらない。どこに行ったのだろう…と思っているとケータイが鳴り
「今踊ってるよー」
タクが急に盆踊りに目覚め、東京音頭だの炭坑節だのを見よう見まねで踊りまくっているという。昨日はちっとも踊らなかった癖に、なんのキッカケかは知らんが火が付いてしまったようだ。踊りの輪を観に行ってみると

すんごい楽しそう。さすが「おかあさんといっしょ」に出た時、マユお姉さんにチョイスされて一緒にゴッチャを踊っただけはある。タクは結局盆踊りの最後まで踊り続けてしまった。ボンマスターの跡を継ぐのは彼なのかもしれない。

その間Rは相変わらずわたあめだのフランクフルトだの食ってばかりだったので、
「Rちゃんにばっかり買ってズルイ!」
R共々タクに怒られてしまった。
「タクは一生懸命踊ってたんだもんなー。偉いよ。後で君だけにお菓子買ってあげるよ」
そうフォローすると、タクは機を見るに敏であり、
「じゃあお菓子じゃなくてオモチャ買って?」
すさかず普段無理目のおねだりを入れてきた。タクの踊る姿にわりと感動してしまった僕の心を読んだのであろうか。買ってしまいそうで怖いなあ
踊るアホウに食うアホウ。そのまたお金を出すアホウ。
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07月26日(火)
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