ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■Hスポット。
栃木の実家滞在二日目。
前日は暑かったのでプールに行ったが、この日も暑かった。
「昨日とは違うプールに行ってみるかい?」
と母は言うのだが連チャでプールというのは結構きついものがある。娘・R(7才)と息子・タク(5才)は全然平気だと思うが、僕はもうダリー。プールの中に入って子供たちに付き添っているだけで疲れが溜まるものである。年だなあ。なので
「噴水の公園でいいよ」
近場に大きな噴水とそこから流れる人工の小川がある公園で水遊びをさせることにした。そこならば溺れる心配はないし、僕は昼寝でもしてればよい。そんなわけで家で水着に着替えさせてレッツラゴー。
公園に着くと僕らのような親子連れが何組かいて、子供達が噴水の水しぶきと戯れている。
「今日は暑かったですね〜」
というニュースの時に流れていそうな典型的な光景である。Rとタクも早速水のアーチの中へ駆け込んで行った。僕は嫁と共に東屋の中に座り、ふたりの遊ぶさまを見ていた。来る途中にドラッグストアで買ってきた「キャベツ太郎」をボリボリ食べながら
「なあ、全然キャベツ味じゃないし原料にもキャベツ入ってないのに、なんでキャベツ太郎なん?」
「さあ」
メロンパンもメロンなんか全然入っていないけれども、味を似せようという努力が見受けられる。しかしキャベツ太郎にはそれすらない。何故だ!…と、嫁とどうでもいいことを話していたら、僕はいつの間にか眠ってしまったようだ。
「もうあそぶのやめるー。さむーい」
とタクが戻って来た声で目が覚めて時計を見ると、あっという間に1時間ぐらい経っていた。日陰とはいえ暑い。僕はもっと涼めるところを探し、歩いた。大きな木陰の芝生が涼しそうだったので、そこに再び寝っ転がった。すると嫁がすっ飛んできて
「地面はだめよ!放射性物質がいっぱい溜まってるから!栃木は福島に近いんだから!」
と信じられないことをのたまう。
「ふざけんな!栃木ディスってんのか!」
そんなことを言うなら最初からRとタクに水遊びさせるべきではない。もっと言うなら栃木に来るべきでない。とっとと東京に帰っとくれ。つっても栃木も東京も大して変わんねえべ。
人が涼んでるところをホットスポット扱いした嫁の罪は重い。おしおきに嫁の○スポットをイタズラすることにしよう。
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07月20日(水)
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