ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ランドセル。顔をホコロバセル。
夜中、会社から帰って来て暗い部屋の中を歩き、自分の机に辿り着こうとしたら
「どわああ」
何か大きなモノを蹴っ飛ばしてしまった。驚いて明かりをつけたら大きな段ボールで。
「ああそうか。ランドセルだな」
息子・タク(5才)のために注文したランドセルが届いたのだった。
「いやー、すごい喜んじゃって」
嫁が言うには、タクは早速背中に背負って娘・R(7才)と「学校ごっこ」をしてはしゃいでいたという。そして夜、僕が帰って来ることを想定して
「ママ!ランドセル隠して!」
僕が帰って来た時にババーンと見せたい…というサプライズを企てていたようだが、夜も更けてどうやら自分が起きているウチには帰って来ないと判断したようで、
「パパがすぐ分かるところに置いておいて」
と嫁に命令して寝たらしい。それだけで僕に見せたい、ビックリさせたい、というワクワク感が伝わってきて、ホントにぴっかぴっかの1年生(になるのは来春だが)のとおり、嬉しさと楽しさでぴっかぴかの笑顔をしていたんだろう。
自分のランドセルを初めて目にしたタクをリアルタイムで見られなかったのは残念だが、どうせ翌朝起き抜けに言ってくるだろう…と思っていたら案の定
「パパ!ランドセル見た?」
目を覚ますなりハイテンションでキラキラとした瞳で訴える。
「ああ、見たよ。かっこいいね」
お世辞抜きで僕もこんなのが欲しかった。
「パパもしょってみる?」
「いや、それはいい」
オッサンがランドセル背負うなんてオバサンがセーラー服着るみたいなもんだろ。犯罪である。
それに、日に日に重くなる扶養家族背負ってるからもう他に背負う余裕がないんだ…。
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07月08日(金)
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