ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■授業参観は撮影禁止だった。
娘・R(7才)の土曜参観の続き。

算数と国語の授業を観ていたが、一緒に連れて来ていた息子・タク(5才)が飽き始めた。グダグダして授業の邪魔をさせるわけにはいかないので、

「じゃあ隣のクラスでも見てみるか」

「うん!」

隣のクラスにも近所のお友達がいるので、覗いてみたら

「あっ○○ちゃんがいた…」

とかヒソヒソ話していたら、目が合って軽く手を振り合ったり。それから廊下に出てみると、Rが

「今日の給食はカレーだよ」

と言っていた通り、カレーのうまそうな匂いが漂ってきた。ああ、この感じ、懐かしいなあ…。廊下の壁には写真屋が撮影したと思われる遠足の写真がずらりと貼られていた。しばらくの間、Rが写っているのを探してみたり。でも1枚150円。高ぇ。タクは

「もっと学校たんけんしたい!階段登ろう!」

「ええー!」

もうめんどいからRの教室戻んべよ、と言ったのだが学校がダンジョンのように思えるようで、探検したくてしょうがないらしい。上の階に行くと6年生の教室があった。ちょうどチャイムが鳴って授業が終わり、教室を移動するらしく子供達がドヤドヤと出て来た。すれ違いざま、

「きゃーカワイイ!ねえ誰!誰かの弟?」

タクが何人もの女の子に囲まれてチヤホヤされていた。ぐぬぬ。羨ましい。女子小学生、いわゆるJSにモテモテプレイなんて、どんなキャバクラに行ったって味わえないぞ!ようやく開放された後のタクは

「でへへー。かわいいって言われちゃったー。でへへー」

フィリピンパブ帰りのシャッチョサンみたいな茹で蛸顔になっていた。この後は給食と掃除。そして昼休み。そして午後の授業。僕らは一旦帰ることにした。給食と掃除の時間も見てもいいのだが

「見ちゃダメ」

Rが帰れと言うので…。オヤジに見られたくない恥ずかしいことでもあるのか、とガッカリしたら

「掃除の時間にパパがいたらダメよ。だってパパがいたらずっとパパを見ちゃって雑巾かけられないから」

とか言うのでなんだかデレデレになってしまった。

そんなわけで一旦家に帰り午後の授業が始まる時間に改めて行き、帰りの会まで見てきた。帰りの会では歌を歌っていたのだが、途中から先生が

「はい!後ろ向いて!」

急にみんなぐるっと振り返って、後ろの親らと向かい合って歌う形となった。子供達の大合唱の姿を見るとなんだかこみ上げて来るものがある。僕の隣で立ってたママさんなんて既にハンケチで涙を拭っていた。歌が終わった後

「あっ!誰かのママ泣いてるよ!」

とみんなに突っ込まれたが、

「いいの、ウチのママ涙もろいから」

その娘ちゃんらしき子の声が上がり、そのママさん苦笑い。子供の方がドライであることよ。

家に帰る道もみんなと一緒に歩く。Rと同じ方面に帰る男の子グループはキチッと1列に並んで歩き、大変行儀がよい。しかしRはその列の先頭まで行き、

「ねえ、エグザイルのグルグルやって」

と命令していた。どんな女王様だよ。

そんなわけで、家の中では見られない姿を見ることが出来、有意義な参観であった。昨年同様、相変わらずなかなか手を挙げて答えようとはしないRではあったが…。

授業参観と天ぷらはよく似ている…。

どちらもあげたてがいい!

なんとこの日記は続きます。

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06月20日(月)
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