ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■血は水より濃かったりそうでもなかったり。
娘・R(7才)を含む、近所の子供達の登校パターン。
まず4年生3人組が一足先に家を出て、その5分遅れぐらいでR達2年生3人組が出発する、というのがいつもの流れだ。そして2年生トリオには僕と息子・タク(5才)のオマケが一緒に歩いて付いてくる。
今朝も4年生が先に出発し、2年生はトリオのうちふたり、RとAちゃんは外に出ていて、最後のBちゃんが出てくるのを待っていた。すると
「まってー!」
急に家から出て来たBちゃんが4年生を追いかけて行ってしまった。4年生トリオのうちひとりがBちゃんのお姉ちゃんなので、同級生より姉にくっついて行ってしまったわけだ。
「えー?なんで先に行っちゃうわけー?」
Bちゃんを待っていたRとAちゃんはブーブー文句を垂れる。いくら頭の中がお花畑のRもさすがに「せっかく待ってたのに!」とプンスカしている。すると
「うわああああああん!」
声はすれども既に姿は見えず。Bちゃんと思われる泣き声が聞こえてきた。これはわりとよくあることで、おそらくお姉ちゃんに泣かされたのだろう。BちゃんはR達を置いて行ったように、空気を読まない不思議ちゃん的なところがあるので、お姉ちゃんもムカついてケンカしてしまうのでは…と推測する。
「またケンカしてるのかな」
などとR達と言いながら僕らも出発したところ、
「びゃあああああ!」
Bちゃんは泣きながら戻って来た。なんと鼻血が出まくりで、泣きながらティッシュで拭いている。それを心配そうな顔をした通りすがりのおじいさんが荷物を持って付き添ってくれていた。
「Bちゃんどーしたの!」
「どうもありがとうございます!」
Bちゃんに聞きつつおじいさんにお礼を言う。
「○○に押されたあああああ!」
○○とはBちゃんのお姉ちゃんだ。押されて顔面から転んだのか?あっぶねえなあ…ということで
「とりあえずいったんおうち帰ろう、ね」
とUターンしたらちょうどBちゃんのお父さんが出勤のため出てきたので
「いやーすいません」
お父さんに引渡し、僕らは再び学校への道に戻った。途中、道端に少量の血溜まりがあり
「うわー。ここで転んだんだなあ」
見ているこっちの鼻がツーンと来てしまった。それにしても…4年生トリオの姿がどこにもないではないか。ケンカはいくらでもしてよい。しかしここまでケガしたら「ちょっとタンマ」ではないか。
「もしお友達がケガしてもほったらかしにしちゃダメだよ。どうしていいか分からなくてもとりあえずパパとかママとか、学校だったら先生とか大人を呼びなさい、ね?」
RとAちゃんとタクにはそう教えておいた。Rとタクにはそんな仲になって欲しくない。
4年生3人もいながら、真っ赤な血溜まり作って号泣する子を放って行ってしまうとは。しかもその血溜まりと同じ血を分けた姉もいたというのに。てめえらの血は何色だああ!みたいな憤りを感じた。一体どんな育て方してんだ!親の顔が見てみたい!
あ、さっき見たっけ。
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06月01日(水)
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