ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■アイドルのポスターを家に貼るオヤジ。
Perfumeの新曲が出たので買いに行かなければならなかった。
渋谷のレコード屋に行くとそれはあった。手に取ってみると「特典!!ポスター付き」と書かれたシールが貼ってあった。うわあ…いらねえ。Perfumeのメンバーを愛して愛してたまらない、というのならともかく、僕は別にそういうわけではない。
元々テクノやハウスといったゴリゴリの機械音楽ばかりを聴いてきた。しかしPerfumeはアイドルであり、普通のアイドルソングなぞダサ過ぎて口に合わないのが普通である。
しかしPerfumeの曲は、作っている人がテクノにどっぷり浸かっているような人らしく、アイドル用の楽曲だけれども作りがテクノなのである。だからアイドルソングである前にテクノミュージックであり、それどころかヴォーカルが入ったテクノなんて珍しいものだから逆に新鮮に感じ、僕はあっさりはまってしまった。
すなわちPerfumeの楽曲に魅力を感じるのであって、決して
「かしゆかの前髪パッツンが可愛くてしょうがない」
とか
「のっちの太ももがたまんねえ」
とか、そういうMK5(マジでカウパー5秒前)な視点ではないことを理解して欲しい(誰にだ)。むしろ最近は
「かしゆかがだんだん近所のオバサンに似てきている」
とか
「のっちのオデコの露出具合が山下達郎化してきた」
等、大人になったというよりも老けてきたような危機感を抱いている。だからといって聴くのを止めるわけでは当然無い。曲が好きだからね…。
そんなわけで、ポスターを貰ってノコノコ家に帰ろうものなら嫁や子供達に大爆笑されるのは目に見えていることもあるし、
「ポスターお付けしますか?」
と言われたら「結構です」と言えばいいや、そう考えてレジでCDを渡した。すると店員、
「ポスターお付けしますねー」
しますね、て。選択肢無しかよ。店を出て、CDと丸まったポスターが突っ込まれた袋を持ち、電車に乗る僕。もしこれが冬のとしまえんに貼ってあった、デーブスペクターの

一刻も早くすべりたいです、というポスターだったらただちに駅のゴミ箱に捨てていたであろう。しかしさすがに長年聴いている彼女らのポスターを丸めて捨てるのには抵抗があり、結局家まで持ち帰ったわけで。そんで貼ってみたわけで。

貼ってみたポスター。
案の定、貼って5秒後に嫁に
「なにこれ。プ」
と笑われ、娘・R(7才)と息子・タク(5才)にも
「なんでぱひゅーむのポスターがあんの?ぎゃはははは!」
大爆笑されてしまった。そういえば僕が子供の頃、父も山口百恵のパネルを自分の部屋に貼っていたな…。ポスターではなくパネルなところが無駄にハイスペック。確かどっかの夜店の屋台で買って来たと言っていたが。僕もコッソリポスターを貼れるような自分の居場所が欲しい、と改めて悔やんだ。
アイドルのポスターとかけまして、最近の大相撲ファンとときます。
その心は、どちらも「はるばしょ」がなくて困りました。なんちて。
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05月19日(木)
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