ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■母の日。父の非。
母の日のイベントとして、土曜日のうちに「ママへの手紙」を書いとけ、と娘・R(7才)と息子・タク(5才)にけしかけていたのだが、結局出来なかった。
で、日曜の朝しこしこと書いていた。書き終わったので早速渡せばいいものを、Rはなかなか渡そうとしない。手紙と似顔絵と、何故かカレンダーまで作った力作なのだ。
「どうしたんだ?」
と聞いてみると
「…渡すのが恥ずかしい…」
ラブレターを書いた女学生のようにモジモジしていた。
「なんでやねん」
と突っ込みたくなったがそれはそれとしてこれもこれとしてRなりの乙女心なのだろう。結局僕が何度か後押しして、夕方になってようやく渡せたのであった。
一方タクは書いたそばから
「ママ〜」
と得意の猫撫で声の甘え声で嫁に渡していた。昨晩、ゴハンを食べるのがあまりにも遅く、ちんたらちんたら食べていたら嫁の怒りが炸裂し、半ベソになりながら
「コワイ…」
ヒソヒソと僕に耳打ちしていた。
「そりゃパパだって怖いわ」
とヒソヒソ返ししておいたらこの世の終わりみたいな泣き顔をしていたので、その挽回として可愛さアピールしているのかもしれない。
一方嫁の僕へのリアクションとしては
「隣の○○ちゃんのパパ、朝からカレーを作ってくれてるんだって。素敵〜」
とチクチク始まったので怖かった。僕は料理なんてボンカレーぐらいしか出来ないし、そんなの結婚前から分かっているはずなのでそれは無い物ねだりというもの。しかしせめて後片付けぐらいは…と皿洗いしてみたら、
「洗ったお茶碗は逆さにして置く!これ常識!」
とかRやタクレベル並みのダメ出しを食らうばかりで
「ママ、コワイ…」
今日は僕がタクに耳打ちしてしまった。
女は強し。更に母も強し。
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05月09日(月)
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