ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■スウィート・チルドレン・オブ・マイン
娘・R(7才)と息子・タク(5才)はまだ嫁実家から帰って来ない。

Rとタクふたりで初めてのお泊まり。実質3泊4日なのだがもう3年も経っているような…帰って来たら身長20センチぐらい伸びてるんじゃないかしら、ってぐらいの感覚になっている。。

今日も仕事から帰って来たらちょうど嫁がRと電話しているところだったので変わってもらい、

「パパー、きょうはおばあちゃんとクッキー作ったよ」

「へえ。よかったね」

「パパとママにあげるね」

「うん。待ってるよ。で、たっくんは?」

「もう布団のお部屋で寝てるー」

そんな話をした。残念ながらタクとは話せなかったが、嫁が昼間にも電話をしたところ、

「きのうはガスト行った。今日は夢庵行った。シールもらった。3枚集まるとアンパンマンのお皿がもらえるんだ」

と淡々と話すだけ話して

「じゃあ切るね」

とっとと切ってしまったという。電話口のタクって、会話というより一方的な報告であることが多い。

「それにしてもガストなんて…うちの近くにもあるのになんでわざわざ」

「だって私の実家から一番近い外食店だもの」

嫁は笑って言う。そう。嫁の実家は東京といっても田舎なので、都区内ではあまり見かけないようなマイナーなファミレスもチラホラ見受けられる。

だからどうせファミレスに行くなら何処にでもあり、何の面白みもないすかいらーく系より「馬車道」を選びたいところ。ここは店員の女の子が袴姿なんである。文明開化の袴ッ娘はいい!

というわけで、嫁父と嫁母に可愛がられて特にホームシックにもなっていないようだ。喜ぶべきなんだろうけど寂しいような。

ともあれ、早く帰って来てくれないと寂しいし布団が冷たいしぬくもりに飢えた聖帝サウザー状態になってしまう。

ああ、早く子供達の顔が見たいなあ…と首を長くして待つ僕であった。

ついでにどうせ子供達がいないなら…と、嫁が僕の布団に入って来るのを、ちんこも長くして待っている僕であった。

来ないし。

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04月01日(金)
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