ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■3月のやるっきゃナイトバザール
地元の商店街で「ナイトバザール」というイベントがあった。2ヶ月に1回、夕方に行なわれるもので、色んな出店が出たりする。

娘・R(7才)と息子・タク(5才)にとって魅力的なのは、仮面ライダーやアンパンマンといったヒーローが来て握手をしてくれること。今回もウルトラマンが来てくれるというチラシが入っていたので

「いきたいいきたい!」

ふたりとも行く気満々だ。ただし

「Rちゃんのおこずかい、もう117円しかない…」

「たっくんは267円…」

ナイトバザールの度にチョコバナナとかわたあめとかの屋台系スイーツや、ダーツや射的などの遊びをしてしまうので、深刻な財政難なのである。

「ねえ、パパ買って?」

「ならぬ」

「えー!」

甘えられるとつい買ってやってもいいかなあと傾いてしまいそうな僕の気持ち。しかしまだお金の仕組みと大切さが全然分かっていないRとタクには、我慢しなければならない時もあるということを身を以て覚えさせなければならない。

大人になったら我慢の連続である。やりたい時にダメと言われた時とか…。そして今日僕も甘やかしたい気持ちを我慢しなければならない。

「そうよ。我慢しなさい」

ほら、嫁も言ってるし。ホントは嫁に「甘やかしすぎ」と言われるのが一番怖かったりして。

そんなわけで我慢すべし、と子供達にたたき込んで商店街にレッツラゴー。

「いい匂いだな〜」

「チョコバナナ食べたいな〜」

等々の不満を漏らしながらも耐えるRとタク。

「ウルトラマン握手会参加の方は並んで下さ〜い」

というアナウンスに従い行列に並ぶと、偶然僕らの後ろにタクと同じクラスの男の子が。タクは喜んでその子に

「おならばふーん。おならばふーん」

というお下劣なネタを一生懸命仕込んでいた。その子の父親の手前、非常に恥ずかしく、野原ひろしになった気分である。

タク
そして順番がやって来たので写真と握手。ウルトラマンエースとウルトラマンメビウスである。

「エースのあのポーズはメタリウム光線なんだよ」

とタクに教えると

「え!なんで知ってるの!すげえ!」

生まれて初めて尊敬された。Rは女の子のせいか、「あくしゅしない」とちょっと引いていたが、子供達がウルトラマンに握手されたり頭をナデナデされている時の表情といったらない。そりゃもうキラキラとしていた。このご時世、必要なのはヒーローなんだなあ。You need a hero。ウルトラマンを見上げる子供達の、つぶらな瞳が美しい。

ウルトラマンだけに、つぶらや(円谷)瞳ってか。

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03月27日(日)
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