ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■幼児連続逆ナン
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まだ「としまえん」の日記が続いたりして…。
午前中から昼飯をはさんでスケートをやり、それからアトラクションで遊ぶ娘・R(7才)と息子・タク(5才)。
一旦は僕とR、嫁とタクに別れてそれぞれ乗りたいもので遊んでいたが、最後は合流して「ジャングルハウス」という屋内アスレチックで締めることにした。Rもタクもここで遊ぶのが大好きなんである。もう入口に入る前から興奮状態で
「おら!コート脱いでから行け!」
と言うと僕にコートを投げつけて、ゴキブリのような素早さでアスレチックの上の方によじ登って行ってしまった。あれだけスケートで走りまくって疲れているはずなのにまだこんなに元気が残っていたか…と僕は室内の隅っこの壁際に寝転がった。
ここは室内なので暖かいし、子供達がどっかに行く危険もないし、床がカーペットで柔らかいし、やることがないオヤジがよく寝ている。なので僕もそれに倣ったのである。すぐさま眠気が襲って来てウトウトし始め、眠りの世界に落ちるかと思ったその時、
「なにしてるの?」
急に可愛い声で起こされた。目を開けると3才くらいの可愛い女の子が僕をまじまじと見つめている。
「おじさんはね〜。眠くなっちゃったから寝てるんだよ」
「遊ばないの?」
「大人はココで遊べないよ」
なんかもう好奇心のかたまりみたいな子で目がキラキラ輝いている。ここで「一緒に遊ぼう」なんて言ってしまうと、親に見つかって
「ひとさらいー!」
幼女誘拐の現行犯でタイーホされたりするのかなーとか思って警戒してしまったり。幸い女の子はちょこちょことまた遊具の方へ歩いて行ったので再びまぶたがくっつこうとしていた。すると
「ぼく、ゆうくん、あなたは誰のお父さん?」
また好奇心のカタマリが来たー。今度はタクと同じくらいの男の子であった。
「君はゆうくんって名前なのか。おじさんはRちゃんとたっくんという子のお父さんなんだよ」
「ふーん。どこにいるの?」
「今上の方に行ってると思うんだけど…この子達だよ」
僕はRとタクのコートに付いている年間パスを見せてやった。顔写真付きなのである。ゆうくんがそれを眺めていると
「ぎゃははははは!パパー!」
ちょうどいいところにRとタクがドタバタと駆け込んできた。
「あの子達だよ」
と教えてやると
「僕ゆうくん。いっしょにあそぼ」
「いいよー!」
三人はまた上の方に登って行ってしまった。2秒で友達になれるなんて、子供っていいなあ。さ、今度こそ寝よう…と横になると
「またおねんねしてるの?」
最初の好奇心ガールがきたー。なんでこんなに声をかけられるのだろう。そんなに寝ているオヤジが珍しいか?
そんなわけで結局眠ることも出来ず、閉園の時間となり、ゆうくんと別れてジャングルハウスを出た。今日ここで行われた成人式に集まった新成人達がまだ結構残っている。中にはカップルでベタベタし、既に新性人に変化している者も見受けられた。
まったくこんな人目の付くところでベタベタベタベタと…。若気が至ってるねえ。とっととラブホでも行けよっ。彼らを掻き分けて帰ろうとすると
「ナンダオラー!」
「ふざけんなコラー!」
なんとケンカがおっ始まっており最早若気が至り過ぎ。まだ齢ヒトケタの、未来の成人達も見ているのだからちゃんとした成人になって欲しいものである。
ぼくはおっぱい星人になってしまったので最早ダメである。
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01月13日(木)
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