ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■パラライズ銀河
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真夜中がミッドナイト。
子供達が寝静まった深夜に嫁が正座して新聞を読んでいた。昼間なかなか読める時間がないのだろうが、子供の頃つのだじろうの恐怖マンガにどっぷりはまった僕としては、そんな遅い時間に新聞を読んでいると、「恐怖新聞(※)」が来たんじゃないか…と連想してしまい、わりとトラウマである。

※恐怖新聞
悪霊(ポルターガイスト)が真夜中に配達する新聞。未来のことが書いてあったりするが読む度に寿命が100日縮む。
それはそれとしてまだゴハンを食べていなかった僕はお腹が空いたので
「ゴハン作って〜」
と嫁におねだりした。
「はいよ」
と嫁は答えたので待った。待った。待った。でもまだまだゴハンは出来ません。ていうか嫁が新聞を読んだまま腰を上げません。
「ゴハンまだか!」
腹減った、飯食わせ〜♪と抗議すると
「あ、足が痺れて…」
4コママンガみたいな奴だなあ。僕は足が痺れて動けなくなっても嫁に言わないことにしている。何故ならば、僕が嫁に「足が痺れて…」と言うと、嫁は必ずものっすごい嬉しそうな顔で足をつっつきまくるんである。
あれほどの屈辱を味わったことはそうない。あれをやられるとはらわたが煮えくりかえるが、やられている間は悶絶しながらも抵抗する術がない。卑怯の極みである。だからこの時こそ逆襲のチャンスであったが
「君はこういう時、必ず僕の足を突っついたね。でも僕はしないよ。僕は君と違って大人だからね」
大人だからチンコでしか突かないのさ、と余裕のスマイルで嫁を暖かく見守った。で、ゴハンが出来るまで気長に待っていると
「おらあああ!」
いきなり後ろから嫁のケリが飛んできた。
「なにすんだよう」
「足の痺れが取れましたって伝えたかったの」
「言えばいいだろ!」
嫁の痺れは取れたが、僕の痺れが切れたというお話でしたとさ。
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01月10日(月)
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