ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■最終電車は最臭電車
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仕事がなかなか終わらず終電で帰る夜。
乗ってみると席が1シート分まるまる空いている。正月明けの終電なんてこんなものなのかしらん、ラッキーと思って座ろうとしたら
「うわああああああ!」
思わず声を上げてしまった。床が…床が…。おっと、ストレートに書くと食事中の人に迷惑かもしれないので遠回しな表現にしよう。
電車の車内の床に、「しもつかれ」のようなものがぶちまけられていたのだ。「しもつかれ」とは、見た目も味も皆さんが想像しているであろう、それに似ている栃木の郷土料理である。

こんな感じである…って、ストレートに書くよりタチが悪いなコレ。学校の給食にも出るがほぼ100%残されてしまうという最強フードである。しかし不思議なモノで大人になると食べたくなるんだよなあ、これが。
電車内に話を戻す。その床の惨状に気付いた時は既に遅し。おのれ、踏んでしまったではないか。えんがちょになってしまったではないか。周りの人も教えてくれればいいのにさー。東京砂漠だよなー…って、駅に着く度に次から次へと人が乗ってくるんだから、いちいち、
「あ、そこゲロですよ」
とか言うのもウザイよな。あ、とうとうゲロって書いちゃった。そんなわけで電車から降りた後はトイレの水で洗ってから家に帰った。何が悲しくて午前1時に駅のトイレの洗面台で靴の裏をジャブジャブ…。妖怪靴洗いである。
家に帰るとそんな亭主の苦労にダメ押しをするかのように
「あなた家賃まだ払ってないでしょ!」
と言葉をたたみかける。
「あ、忘れてた…」
年末年始は栃木。戻って来てからは激務ですっかり忘れてしまっていた。
「しかしよく分かったね?」
不思議に思って嫁に聞いてみると
「大家がね…」
と。大家さんはすぐ近くに住んでいる爺さんなのでしょっちゅう会うのだ。
「そうか。大家に言われたか?」
「いや、言われてないけど、なんか今日、物欲しそうな目してたから」
店子の主婦を物欲しそうに見詰める大家。エロス。ていうか顔にまで出てるのに言えない奥ゆかしさよ。いい人だなあ。
インターネッツの銀行から振込完了。よしこれでおっけー。
「家賃入れたからちんちん入れさせろ!」
「ふざけんな!」
嫁は抱き付く僕を振り払い、とっとと寝てしまった。
ゲロじゃなくても愚痴のひとつでも吐きたくなりますわ。
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01月08日(土)
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