ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■栃木石焼きラーメン
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嫁と子供達と共に栃木に帰郷。
「おばあちゃんにお手紙書くの」
お手紙魔の娘・R(7才)がせこせこと便箋に手紙をしたためていた。
「じゃ、たっくんも」
息子・タク(5才)もRのマネをして、ふたりとも何か一生懸命書いていたが中身までは確認していなかった。今考えるとちゃんと検閲しておけばよかったのである。
実家に着いて早速栃木の母に手紙を見せると、漬物石のようにどっしりとした母が軽く吹っ飛びそうになっていたので覗いてみると
「おばあちゃんへ
たまに なんかくれて ありがとう」
僕も吹っ飛びそうになった。こんなぞんざいなお礼の手紙見たことない!
「たまにじゃないでしょう!今君らが着てるのだっておばあちゃんがくれた服でしょう!」
「ぎゃははははは!」
いくら言い聞かせても馬の耳に般若心経。
さて、栃木には佐野ラーメン、レモン牛乳、ジャガイモ入り焼きそば等、多少のご当地グルメがあり、今回はいつだったかテレビで見た「石焼ラーメン」を食べてみたかった!栃木に帰るたびによく看板を見かけていたが、キワモノだと思ってスルーしていた。ところが結構うまくて流行っているのだという。
そんなことを母に話してみると、なんと弟が行ったことがあるのだという。
「石焼ラーメン食べたことあんの?」
と弟に聞いてみたら
「石焼ラーメンの店に入ったが石焼ラーメンは食ってない」
「えー。じゃあ何食ったの」
「冷やし中華」
弟はアレだな。風俗の店行ってもエッチなことしないで話だけして帰るタイプなんじゃないかな。
「割引券あるから行っておいて」
ありがたいことに母から1杯100円の割引券をもらい、弟の車に乗せてもらってレッツラゴー。

これが石焼ラーメン。石焼の鍋に麺と具が入っており、スープは別の容器になっている。で、店員が客の前でスープを石鍋に入れるとじょわわわーんとものすごい蒸気が上がるところが見せ場となっているようだ。この石鍋の温度の設定が、熱過ぎて吹きこぼれないようギリギリの熱さで…というウンチクをテレビでやっていた。
食べてみると野菜もいっぱいでダシがよく出ており、なんというか鍋料理のシメのラーメンのような、酒飲んだ後に食うラーメンのような、味が体に染み渡るうまいラーメンであった。Rもタクもものすごい勢いで食べており、彼ら用に頼んだ分だけじゃ足りなくて、嫁と僕のを分けてやったほどである。
「佐野ラーメンもいいけどこっちもいい」
嫁もそんなことを言っていたので満足したよう。ではお会計を…ということで母から貰った割引券をレジで出したら店員さんが
「これ来月からなんですけど…」
「えー」
ぎゃあああ。よく見たら有効期限が来月からになってるうううう。
「でも特別でイイッス」
「ありがとう…」
石鍋は熱いが人情は温かいぜ。しかし子供達の手紙はあながち間違っていなかったようだ。
おばあちゃん。たまになんかしてくれてありがとう。
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