ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■楽をしてもクロール、クロール
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今日は息子・タク(5才)の水泳教室があるのだという。

「パパとママ、どっちに連れて行ってもらいたい?」

娘・R(7才)がお姉さんぶってタクに聞く。

「えーと、パパ」

とタクが言うので僕が連れて行くことになった。んじゃいってきまーす、と家を出ると

「ねーパパー」

タクが妙な猫撫で声で話しかけてくるのでイヤな予感がした。

「なんだね」

「帰りにお菓子買って〜」

やっぱりな!嫁だったら絶対YESと言わない。でも僕だったら言ってしまう。迷わずに、Say Yes。

「それが目当てでパパと行きたいって言ったんだろう」

嫌みったらしく言ってやっても

「そうだよ」

タクはあっけらかんとしてケケケと笑う。

「じゃあRちゃんの分も買うからな。お前だけじゃ可哀想だからな」

「うん、そうだね」

そんな話をしながらフィットネスクラブに到着。着替えさせてプールに行かせた。待っている間、ロビーからガラス越しにプールの様子を眺めることが出来る。コーチの後を付いて歩くタクが手を振りながら横切って行く。そして始まるレッスン。

どうやら今日はクロールの練習のようだ。タクも無難な感じでこなして行く。以前は顔に水をかけただけでマジギレしていたタクが、今は水ポケモンのように水に馴染んでいる。上達したもんだよなあ…とわりと感動してしまい、終わった後

「頑張ったからお菓子買ってやる」

素直にそういう気持ちになってしまった。コーチも

「とても上手でしたね」

と褒めてくれたし。ところでコーチは若いイケメンであった。直接言えなかったがどうしても言いたかったのでここに書くことを許して欲しい。

ちんこでけー!

いかにも水泳選手って感じのごっつい胸板と肩幅よりも、超もっこりのビキニパンツの方が逞しかった。あんなはちきれんばかりの状態、ちょっとエロ本見せただけで頭がぴょっこり出てくるな。

「じゃ、帰りにお菓子買ってこか」

帰り際にタクに言うと

「お菓子よりアイスのほうがいい〜」

ちょっと懐が緩くなった親の気持ちに鋭く突っ込んできた。恐ろしいことにロビーにはセブンティーンアイスの自販機があるのだ。

「アイス買うんなら、お菓子はRちゃんのしか買わないぞ」

「うんわかった」

僕はセブンティーンアイスを買わされて、タクは

「うんみゃあ〜」

とまんが日本昔話に出てくる貧乏婆さんのマネをしながらべろべろと舐めまくっていた。で、帰り道、Rのお菓子を買うべくスーパーに立ち寄り、お菓子コーナーで

「どれがいいかな。ポイフルにしようかぷっちょにしようか」

と悩んでいたら

「パパ〜たっくんもお菓子買って欲しい〜」

タクが男の約束に反しておねだりしてきた。

「さっきアイス買ったからRちゃんのしか買わないって言ったろう」

「言ってないよ〜」

「『わかった』って答えてたじゃないか」

「えー…」

「バレバレのうそをつくなっ」

水泳教室で泳いだ後、目も泳いでいたというお話でしたとさ。

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