ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■血の朝
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朝、嫁が怖い。
とっとと準備して学校に行かなければならないのに、子供達がダラダラしていると
「ほら、全然ゴハン食べ終わってないじゃないの!」
イライラしているのが手に取るように分かる。それを他人事のようにボケーッと眺めている僕も僕だけど。今朝もそんな様子を歯をしゃこしゃこ磨きながら眺めていたら、着替え中の息子・タク(5才)が
「パパ、たっくん足ケガしたんだよ!」
何故か得意気に膝小僧を見せる。何故子供は自分がケガしたのを自慢気に見せようとするのだろう。
「今痛いのか?」
とりあえず聞いてみると
「今は痛くないよ」
「どうやって転んだのさ?」
「昨日だるまさんがころんだしてた時、はじめのいっぽで」
「いきなり転んだのかい」
はじめの一歩って、文字通り初っ端の初っ端じゃないか。だるまさんより真っ先に自分が転ぶとはネタ的に評価したい。
「血が出たんだけど、骨は見えなかったよ!」
どうして子供は自分のケガを自慢気かつグロい演出で説明するのだろう。骨が見えたら僕だって泣くわ。
「骨出てたら大変だぞ。でも血が出ちゃったか」
「うん。血が出たの」
「ぶわははは。今『うんちが出たの』って言ったし」
よくある「どうしたの」「うん、血が出たの」そのまんまだったのでつい条件反射でウケてしまった。するとタクも大喜びで
「うんちが出たの!うんちが出たの!うんちが出たの!」
壊れたオモチャのように繰り返し叫びまくり、着替え途中のパンツいっちょうだというのに踊りまくり始めるではないか。あああただでさえ朝の忙しさにカリカリしている嫁に、こんな悪ふざけしてると雷が落ちるぞ…と僕の方がヒヤヒヤものになってしまった。
「はいはい、うんちが出てよかったね。いいから早く着替えなさい」
「ちんちんも出す?」
「出すな」
これ以上ふざけてっと膝小僧の血どころか血の雨が降ることをこの5才児は知らない。しかも
「あなたが余計なことを言うから」
とか僕がとばっちりを食らって僕が流血しそうな予感がプンプンしたので、とっとと準備して家を出た。血が出たら病院に行かなければいけないではないか。どこの病院に行くの?と聞かれたら…
うん、国際病院である。
どうでもいいが、この辺でわりと大きく、かつ娘・R(7才)が産まれたは病院は練馬総合病院といい、略してネリソー。
100円ショップみたいだ。
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11月13日(土)
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