ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■うさぎ追いし、かの大学
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近所の武蔵大学の学祭に行って来た。

小さなキャンパスで、人もわんさか来るわけでもなく、こぢんまりした高校の文化祭みたいな感じが良い。娘・R(7才)と息子・タク(5才)の一番のお目当ては「ふれあい動物園」であった。

子牛や羊、うさぎやハムスター等のおとなしめな動物が勢揃い。触ったり抱いたり出来るのだという。Rとタクの幼稚園にも1年に1回、同様のイベントがあった。多分同じ業者さんなのだろう。

Rは前の晩から楽しみにしていて

「Rちゃんねえ、年長の時のふれあい動物園でね、ハムスターだっこしたかったけど出来なかったの」

「ほう、それはかわいそうに」

「だから、明日絶対だっこしたいの!」

特に気合いが入っていた。

Rとタク
そんなわけで念願のハムスターだっこ。タクはうさぎだっこ。

Rとタク
かわいい子牛、リアルドナドナも気に入ったらしい。

Rとタク
タクは羊と仲良しに。

嫁はエサを手に持ち、黒ヤギのペアの目の前でエサを右に左にぶんぶん振り回し、それに合わせてヤギのふたつの顔も左右に動くのを見てケラケラ笑っていた。この人変です!僕この人とツガイとかじゃありません!

母が変だと息子も変だ。

「これうんち?ねえうんち?」

タクはぽろぽろと地面に落ちている排泄物に興味を持ったようだ。

「ああそうだよ」

と答えると、うんちだけにうんこ座りでシゲシゲと観察する。みんな動物と戯れているのに、うんこ観察なんてしているのはウチの子だけである。しかし何にしても興味を持つのはよいことだ…と遠巻きに見守っていると、

「パパ…うんちが手についちゃったああ…」

「ぶわあああ!なにやってんだ!手ぇ洗って来い!」

「どこで洗うのおおお」

「えーと、あ、水道あっちにある。ついて来い!」

「おててつないで〜」

「今は絶対ヤダ!」

あああ、親としては繋がなくてはいけないのだろうけど、人としては触りたくない〜。

そんな感じで1時間ほど小動物と戯れ、その可愛さとぬくもりでとても癒された。

「おなかすいたよう」

「もうお昼時か」

心は癒されたけれども腹は減りまくった僕ら。じゃあなんか食うべか、とパンフレットをめくりながらどんな食べ物屋が出ているのかを探してみると…「おかまバー」なるものがあり…。

学祭って必ずオカマと化した男子学生がうろついているが、あれは何故なんだろう。僕が通っていた大学もそうだったしこないだ行った日芸もそうだったし、今年だけじゃなく毎年だし。

そんなになりたいか?そして求められているのか?オカマって…。学祭に来る度にいつも疑問に思っていたが、今日ひとつの仮説を得られたような気がする。

もしかしたら陸上競技部のトレーニングの一環なのではないか、ということである。

すなわちじょそう(女装/助走)が上手くなりますように…なんつってプー。

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11月07日(日)
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