ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■フォトんどビョーキ
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昨日の日記にも書いた幼稚園のバザー。
ひととおり見て回ったので帰ろうとした時、
「フォトアルバムは?」
娘・R(7才)がポツリと言った。
「ん?フォトアルバムが欲しいの?ていうか売ってたっけ?」
「まえのバザーはあったの。ひもひきやったらもらったの」
ああそうか。思い出した。去年のバザーで
「紐の先にはおもちゃの袋があるよ。さあ引っ張ってみよう。何が入っているかはお楽しみ」
という「紐引きゲーム」があった。その景品の中にたまたまフォトアルバムがあったのだ。お気に入りのようでしょっしゅう自分の写真を入れてよく眺めている。それが去年手に入れたものなのだった。10枚ぐらいしか入らない、ホントに景品レベルのチャチなものなので、
「もう入らないから新しいのが欲しかったの」
とのことで。バザーに来れば新しいのを買ってもらえると思っていたが全然その気配がなく、僕が「帰るよ」と言ったので焦ったらしい。
あまり自分から「欲しい」と言わないRのこと。余程欲しかったのだろう。百円ショップで売ってるだろうと思い
「じゃあ買ってあげるよ。百円ショップ行こう」
家に帰る前に寄ってみるかと言ったところ
「たっくんもほしい!」
ちゃっかりタクも自分のを要求。お前はRと正反対で、仮面ライダーのカードが欲しいだのメダルが欲しいだの、さっきだって何とかレンジャーの絵本が欲しいとか言って僕に買わせたばかりではないか…。
でもまあ同じモノを欲しがっているのにRだけに買ってやってタクはお預けというのは残酷なのでOKとした。
しかしふたりとも自分大好きだよなあ…僕はコンプレックスの塊だったからこの子達ぐらいの頃は自分が写った写真は大嫌いで絶対観ようとはしなかった。
さすがに今はそこまでひどくはないが、それでも自分が写る動画は絶対観たくない。動く姿もイヤだし声も絶対聞きたくない。一方子供達は動画も輪をかけて好きなんだよなあ。これが普通なんだろうか。
百円ショップに入ると、なんの飾りっ気もない極々シンプルなフォトアルバムがあった。
「パパ、これいっぱい入る?」
Rはなかなか品定めの目が鋭い。
「48枚って書いてあるね。今持ってるのよりも全然多く入るよ」
「じゃあこれがいい」
Rのお眼鏡に適ったようでフォトアルバム2冊をレジに持って行く。
「いっぱい入るから写真いっぱいプリントしてね!」
ここでRがニヤリとひとこと付け加えた。ああ、そうだよなあ。器を手に入れたらそれに入れるモノも欲しくなるよなあ。くそう。見事に子供達の罠にはまってしまった。
「君達に言われるがまま写真をプリントしてるとね、インクがガンガン減っていくんだよ」
プリンタ本体は安く売り、しかしインクの減りをもの凄く早くしてインク代で稼ぐキヤノンの謀略におおハマリしているので、子供相手に言ってもしょうがないのだがそんなケチ臭いことブツブツ言っていたら、
「パパ!パーパー!」
タクが大声を上げて僕を追いかけて来る。すわ。何があった。
「なんだ!どうした!」
「…うんち!…でる…!」
どわああああああ。
分かった。いくらでもプリントしてやるからプリッとはしないでくれえええ。
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10月26日(火)
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