ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■踊るアホ子に見るアホ親
←これだけでもいいので押してね。
ダンスといえば、昔、「ダンスダンスレボリューション」というゲームが大流行して僕もはまったことがある。
そのダンスダンスレボリューションで踊っている女の子のスカートの中を盗撮した「パンツパンツレボリューション」という盗撮ビデオも出回っていて、あまりにもこのフレーズがツボだったので、そのまんまある日の日記のタイトルにしたら、このブログの中で最も多い検索ワードとなってしまった。
そんなことはどうでもよい。
ダンスといえば前回の日記に書いた、息子・タク(5才)のタクによるタクのためのダンス発表会。(タクお手製のフライヤーには「はっぴうかい」と記載)
僕はタクが定めた締め切りまでに「見たい」と申し込まなかったために見学を拒否されてしまったのである。
「お役所みたいなヤツだ」
と思いながら「どうしても見たいなあ〜」などとしつこくお願いしていたら
「じゃあいいよー」
夕方あっさりOKになった。
「いらっしゃいませ。おきゃくさんはココに座ってください」
いきなり仕切りだしたのはタクではなく何故か娘・R(7才)。
「Rちゃん、君が司会進行するの?」
「ちゃんと座ってく・だ・さ・い!」
「…はい」
「いいですか〜ちゃんと座って待たないと始まりません。ちゃんと座りましたか。じゃあ始めます。だっくんのダンス発表会で〜す」
Rがおもむろにキーボードにプリセットされているデモ曲を流すと
「いえーい!」
満を持してタク登場。
「さいしょは、なわとびのダンスでーす」
Rはタクの後ろ、部屋のはじっこの窓際まで下がり、明子姉ちゃんばりにカーテンの影から体を半分だけ出してタクを見守りつつ司会進行する。
「にじゅうとび!さんじゅうとび!」
縄跳びのダンスと言ってもそのまんま飛び跳ねているだけである。
「つぎはぐるぐる回りまーす」
ダンスというよりただひたすらバターになりそうな勢いでぐるぐる回るだけである。
「あとはわいえむしーえーでーす」
「すばらしい!わーいえむしえっ」
これはこないだRが運動会で踊ったヒデキ西条のヤングマンである。平成フタケタ生まれなのにこんな古い踊りを…。なんかこう、ダンスというより単に暴れてるだけのような。
「おわりです!」
えっ、もう、と喉まで出かかったが
「上手だったね〜」
とりあえず拍手をしてフィナーレとなった。自分からダンスの発表会をやりたいだなんて、ひょっとして将来はエグザイルとかジャニーズに入っちゃうぐらいダンスの才能があるのでは?なんて浮かれてしまっていたが…。
今の踊りを見て目が覚めたぜ…まさに親バカであったことを思い知らされた…。エグザイルに入るどころか竹の子族すらムリだなこりゃ。今竹の子族なんていないだろうけど。
ふう〜、といっちょまえに一仕事終えた満足げな顔をして隣の部屋に去って行くタク。Rはそのまま僕のところに来て
「ねえパパ。Rちゃんもはっぴょうかいやるの。見てね」
Rも対抗心を燃やしたようである。
「いつやるの」
「すいようび」
「それはムリだな〜」
「なんで見てくれないのっ」
Rは口をとんがらせるが
「パパ会社だろ!ちょっとは考えろ!」
「そっかあ〜」
タクはタクで発表会が終わったと思ったら速攻で追加公演のお知らせを作って壁に貼っていた。ウチの子ら、どんだけ踊りたいんだ。そのうちウチが武富士のCMみたいになりそうで怖い。
ちなみにタクの今度のチラシは「はっぴうかい」じゃなくてちゃんと書かれていたが、
「みんなきてくだい」
必ずどっかしら1文字抜けてしまうようである。
おっぱもみたい。
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10月20日(水)
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