ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■練馬児童は夏休み終了
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朝、目が覚めると子供達は既に起きていて、
「ほらほら早くトイレ行って着替えて〜」
嫁の煽りがいつもより慌ただしいような気がした。着替え終わった娘・R(7才)が僕の正面に立ち、じっとこちらを見詰めている。
「どうしたんだい?」
声をかけられたRは僕の背中に覆い被さり
「今日ね、パパと一緒に学校まで行きたいの」
なんか甘えながらおねだりするではないか。ふふふ、こいつう。
「学校?へー、登校日かい?」
と思ったら
「違う!もう夏休み終わりなの!」
と嫁がツッコミを入れた。嫁は性的なツッコミは思いっきり拒否する癖に、子供達との会話にはガンガンツッコミを入れるなあ。
「でもまだ25日なのに」
「練馬区はそうなの!」
僕の生まれ故郷の栃木も夏休みが終わるのが早かった。なんでかというと「全国的に見ると栃木はそんな暑くないから」と説明されたが、練馬区は東京23区の中でも屈指の暑さ、いや、ニュースでも取り上げられるくらい全国的に見ても暑い。
「それなのに何故…おかしいじゃないか…」
「教育委員会に投書してよ」
結局理由は分からないのだがとにかく今日から学校が始まる。夏休みは短いし二学期制だし、違和感ありまくりである。
じゃあそろそろ行きますか…と外に出る。一緒に行く近所の子供達が集まる。久しぶりの集団登校である。僕は当然Rから誘われたからには手でも繋いで一緒に歩いて行こうとしたのだけれども、Rは近所の仲良しマヤちゃんの顔を見たらそっちに走ってしまい、ガッチリお手々を繋いでランランラン。
「あのねえ、昨日ピアノやってね…」
「ウフフ…」
とか話も盛り上がっていてオヤジの入り込む余地無し。えー。じゃあ僕はグループの他の子と気さくなトークでも…話すネタは…セミの死骸7コ集めたとかそんな話でいいか…とか思ったら他の子達は他の子達で喋っているし。僕だけ蚊帳の外。
端から見たら、単に子供の後を無言でついて歩く危ないオヤジじゃないか。下手すると通報されて「江古田近辺で女子児童をつけ回す中年男性の事案発生」という防犯メールが出されてしまうではないか。
通学路の途中で僕は駅へ、Rは学校へ別れるのだけれども、
「R、じゃあここでバイバイ」
別れ際ぐらいこっち向けよと思ったのにそれでも
「あ、ばいばい」
超素っ気ない。あれ、まだいたのぐらいの無愛想さ。あの朝の超甘えたおねだりは何だったんだよううう!一緒に学校まで行きたいと言うのなら、通学路の歩き放置プレイはやめてもらいたいものである。そうでないと明日から一緒に行くかどうか悩んでしまう。
通学路は…父が苦労。なんつって。
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08月26日(木)
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