ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■一隊でも戦隊
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商店街の納涼祭イベントで、うちの子供達が大好きな「ゴセイジャー」のショーがあった。
僕はよく見れる場所を確保すべく、30分ほど前から会場に赴き場所取りをした。いやーそこがまた暑いの暑くないの。何せ天気予報で「練馬38.2℃」とか常にトップクラスの気温を誇る練馬区である。
場所取りしているだけで滲み出る汗。そしてこの会場は銀行の駐車場に鉄パイプで骨組みをし、ブルーシートで覆って屋根と壁としたテントのようなもの。まさに天然のサウナである。
これを商店街の人は「江古田ドーム」と言い張っていたので不覚にもウケてしまった。そう、一番暑いのは屋台で働いてたり、このイベント会場で司会やら音響やらやっている商店街の人たちだよね…と汗を拭きながら待つ。
「パパー」
開始10分前ぐらいに嫁が娘・R(7才)と息子・タク(4才)を連れて来た。これで準備OK。いつでも始まれって感じになった。

自称江古田ドーム内のR。
何回か戦隊モノのショーを見ていて分かったのだが、この手のものはヒーローより悪役のボスの方が出ずっぱりでショーを取り仕切る。場を盛り上げたり観客をいじったりストーリーテラーになったりといくつもの重要な役割を担うことが多い。
ヒーローの方が着ぐるみが熱いからなのだろうか、出る時間を制限されているような気がする。だから悪役の演じ方が面白かったりするとヒーローよりこっちが主役に思えてしまう。
この時も悪の幹部っぽいおじさんが手下を連れて暴れまくり、客席の子供達を散々びびらせたかと思うと、
「オレ、昔南長崎(隣駅)に住んでたんだよね!○○って飲み屋でよく飲んでたんだ!」
とか
「早くゴセイジャーを倒して大泉学園(電車で15分ぐらい。東映の撮影所がある)に帰るんだ!」
今度は笑わせるネタもやり、観客も盛り上がっていた。ところがクライマックスであるゴセイジャーとの対決になると、なんと音響がトラボー。
マイクがハウって使えない。ゴセイジャーのアテレコ声が流れない。戦い中の「ビシッ」とか「バシッ」といった効果音も出ず、結果、衣装が擦れるもさもさした音や、ごろんごろんという転がる音など、地味ーで重々しい音だけが響き渡る暗黒舞踏のような有様となっていた。
みんな暑い中の文字通りの熱演なだけに、見ていて痛々しいのを通り越して気の毒になってしまった。けれども
「たのしかった〜」
それでもRとタクは大満足のようであった。ショーの後は握手会である。握手する場所は自称江古田ドームから離れて、なんと商店街の裏道の路上。ふだん犬のうんことか酔っ払いが潰れてる吹き溜まりみたいなところでヒーローが…なんかシュールな光景であった。

握手するRとタク。
こうして暑い中の戦隊モノイベントは終わった。子供達の戦隊モノ鑑賞のために汗水垂らしたので、その後褒美として池袋あたりで変態モノプレイとかしてもいいと思うんだ…え、ダメ?
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08月25日(水)
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