ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■マルガリータ
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息子・タク(4才)が臭くなってきた。

夏になる前にボウズ頭にしたタクの頭だったが、また伸びてきて髪の長さと比例して頭も臭くなる。現在ではお風呂で頭を洗って30分後には既に汗臭くなっている。

何度か床屋で丸坊主にしてもらったことがあるけれども、バリカンで刈るだけなので僕にも出来る。なので

「タク、パパがまた頭刈ってやろう」

と言うと

「やだー。とこやさんがいいー」

生意気にも断りやがる。

「なんで床屋さんがいいの?」

「アメがもらえるから!」

そうなのだ。前連れて行った床屋はアメ玉いっこもらえるのだ。それだけで釣られるとはなんという安いヤツ。

「パパならアメ1個じゃなくてもっとあげるぞー」

「ほんと?何個にしようかなあ〜」

100個とか言われたらどうしよう…とか思いつつ固唾を飲んでタクの答えを待つと

「アメ3つちょうだい」

やっぱり安いヤツ。かわいいものよのう。そんなわけで部屋で新聞紙敷いてバリカン用意して、芝刈りみたいな感覚でタクの頭をぞりぞり。ばっさばっさと髪の毛を刈っていくさまは結構快感である。

「ねえあと何分で終わるのー?」

「あと5分ぐらいだから頑張ってー」

刈られているタクはあんまり心地よいものではないらしく、分刻みで聞いてくる。しかしアメ玉3つの効果は絶大で、一応大人しく座って言うことを聞く。

「それできた。わあカワイー」

ようやく刈り終わって開放するとタクはすぐさま姿見の前までダッシュ。自分のヘアスタイルが気になるようである。

「うん。気に入った」

いっちょ前なコメントを残し散髪は終了した。我ながら上手く刈り上がったタクの坊主頭。くりくり撫でるととても気持ちがよい。この感触が好きなのは僕以外にもいる。近所の小学生・モエちゃんである。

いつも朝学校に行く時に、何かとタクの頭をなでなでなでなでしているんである。並んで立つと、モエちゃんのお腹ぐらいのところにタクの頭があるため、ちょうど肘掛けに腕を乗せる、みたいな感覚で、高さもちょうど良いらしい。またモエちゃんになでなでしてもらえるだろう。

「パパアメ3つちょうだい」

おっと忘れていた。

「はいはい」

タクにアメ玉3つを渡すと速攻で1個口に放り込むタク。

まさに坊主丸儲けである。

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08月02日(月)
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