ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■デゼニランド
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嫁と子供達が、嫁友達の母子と一緒にディズニーランドに行っていた。

朝、僕より早く出掛けていったけれども…いいなあ…扶養家族が夢と魔法の王国に行っている間、僕だけ夢も希望もない現実。フフフ、いいのさ。人(にんべん)の夢と書いて儚いと読む。

それでも子供達は楽しんでいるのだろうか、最近天候が不安定だからなあ…などと心配し、夕方携帯で天気予報をチェックしてみた。すると

「竜巻注意報」

とか出てるんですけど…大丈夫かおい。

僕は夜10時頃家に着いた。家に入ると娘・R(6才)がまだ起きていた。というか嫁達も帰って来たばかりだという。

「惜しい!多分電車1本違いだよきっと」

と言いながら慌ただしくRを風呂に入れる嫁。一方タクはガーガー寝ていた。さすがに電車の中から寝ているらしい。

嫁達は夜のパレードまで観るつもりで遊んでいたが、雨が降り中止になってしまい帰って来たのだという。それでも開園直後から遊べたはずなので充分楽しめたろう。

「あのね、とっても面白かったよ」

もう眠いだろうに、それでもRは目をキラキラさせて土産話を聞かせる。余程楽しかったのだろう。

「行ってよかったねえ…何が一番楽しかった?」

と聞くと

「トイ・ストーリーの、銃をばんばんするやつ」

「へー」

…そんなのあったっけ。しまった。話を合わせられない。まだRもタクも小さいから有名どころの絶叫系アトラクションは乗れないんである。だから僕はあまり子供達を連れて行く気にはなれないんだが…。

「あとね、『かんなおみ』ちゃんがいたよ!」

「えーっ」

昨日の日記に書いたが、現総理大臣とたった1字しか違わないRの同級生女の子。近所の盆踊りに来るかも…とRが言ってて結構ワクワクしてたんである。どんな子かなあって。

でも会えなくて、ディズニーでは会えたのか!そっちのほうが凄い偶然である。僕、その子に会えるだけでもいいから行きたかったなあ…。

翌朝、目覚めたタクも

「ディズニーランド楽しかった」

行く前はピューロランドの方がいいとかほざいていた癖に、もの凄い手のひら返しで絶賛していた。

「なにが一番楽しかった?」

タクにもこの質問をしてみると

「いっつあすもーるわーるど」

「へーーー」

僕からすれば退屈以外の何物でもないアトラクションだが、これぐらいの小さい子にはちょうどよい面白さなのかもしれない。

「じゃあ問題です。たっくんがイッツアスモールワールドを観ている間、パパは何をしていたでしょう」

「パパ、お仕事でしょ?」

「せいかいー」

イッツアスモール会社である。

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07月29日(木)
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