ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ウォーク・ザ・ダイナソー
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東京ディズニーランドに行った娘・R(6才)と息子・タク(4才)。

「こんな面白いこともあった」

と嫁が言う。ウェスタンリバー鉄道に乗った時のこと…。どうでもいいけど、ウェスタンリバー鉄道って、訳すと西川鉄道である。ツッタカター、ツッタカター。西川といえば「のりお」派の僕はそのように連想する。「きよし」派や「峰子」派、「布団」派だとそうはいかないであろう…ってそれこそどうでもいい。

その鉄道に乗って探検していると、恐竜がいるのだという。

「恐竜だー!ほんものだー!」

本物だと信じて疑わないタク。一方、嫁友達母子のタクと同じ年の子は

「ちがうよ、にせものだよ」

至ってクール。ふたつ上のRも勿論ニセモノだと気が付いていて

「ほんものだよ」

「にせものだよ」

意見が真っ二つに分かれて論争していたという。そこで車掌かなんかが

「今日ここで見たことは誰にもしゃべっちゃいけませんよー」

とか言うもんだからタクはますます「本物だ」と確信してしまったらしく

「えっパパにも言っちゃいけないの?」

興奮して車掌にくってかかり、それを見ていた嫁友達は

「カワイー!1日貸して!」

その純朴さに感激していたのだという。成程、ディズニーに行ってから2日経つがその話はタクから聞いておらん。ちゃんと約束を守っているのだろう、と思いこちらから聞いてみた。

「タク、恐竜見たんだって?」

「えっ誰から聞いたの?」

思いっきりビックリしてるし。

「いや、ママから聞いたんだよ」

と安心させると

「そうだよ!恐竜の本物がいたんだよ!」

興奮が蘇った様子。でもRが

「ちがうよ。にせものだよ」

横からツッコミを入れるので

「ほんものだよ」

「にせものだよ」

また論争が始まってしまったので

「本物と信じている人には本物が見えるのさ…」

いかにも嘘くさいことを言ってしまったらタクは喜んだがRは

「なんだそりゃ」

と呆れていた。うーん。いくら頭の中がお花畑のRでもこの言葉では誤魔化されないか…。

恐竜は絶滅しました。
僕は言ってることが支離絶滅です。

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07月30日(金)
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