ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■足し算と誤算
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今日もお風呂で足し算の勉強。

前の日記にも書いたが、娘・R(6才)と息子・タク(4才)が足し算の問題を出せとせがむのである。それで出してやっているのだが…これも前に書いたけれども、Rよりタクの方が計算が速いんである。

「もっとむずかしいの出して〜」

生意気にそんなことを言うので2ケタの足し算の問題を出してもすぐ解く。一方のRはまだ1ケタの問題でも難航…。差が広がってしまうとRが拗ねてしまうのではないかとハラハラしていたのだが、

「Rちゃんにはちょっとやさしいの出してね」

と自分から言うようになり、わりとあっけらかんとしていたので心配はなさそうに見えた。しかし…。

僕がどんどん難易度を上げてタクに問題を出してもポンポン答えてくるのに対し、Rはいつまでもひとつの問題が解けないままでいた。するとさすがに

「う…ううう…」

なんで自分はこんなにできないのっ。自分の方がお姉ちゃんなのにっ…てな感じで泣き出し寸前になってしまった。みるみるRの目が赤くなっていく。ここでお調子者のタクがいつものノリで

「たっくんはできるもんねー。へへーん」

とか調子こきだしたら最悪である。僕はすさかず話を始めた。

「Rちゃん、たっくん、仮面ライダーダブルでも言ってたろ?『Nobody's perfect』って。何でも全部出来る人間なんていないって意味なんだよ。たっくんは足し算が凄い出来る。でもピアノと水泳はRちゃんの方がうまいだろう?」

ふたりが夢中で見ている「仮面ライダーダブル」のエピソードをそのままパクらせてもらうことにした。今の仮面ライダーは特殊で、翔太郎とフィリップというふたりがひとりの仮面ライダーに変身するんである。分かりやすい例を挙げるとウルトラマンエースの北斗と南みたいな感じである(余計わかんねーよ)

「だからRちゃんはたっくんより出来なくても泣くことはないし、これから頑張ればいいし、たっくんも『僕の方が出来るー』って威張ってはいけないんだよ。翔太郎とフィリップはいつも『僕たちは、ふたりでひとりの仮面ライダーだ』って言ってるだろう?」

「うん」

僕たち
私たちは
仮面ライダーです。

なんか知らんがキメ台詞が頭の中で卒業式風にアレンジされてしまい、笑いを抑えるのに苦労した。

「君たちもふたりでひとつのきょうだい。力を合わせて生きていくんだよ…」

「うん」

必死こいてしゃべりまくった成果があったのか、Rは半ベソから立ち直り、タクも天狗にならず素直に聞いていた。ああ、なんとか丸く治まりそうだ…とほっと一息ついた時である。

「どーしたの」

ぬっと嫁が顔を出した。いやこれこれこういうわけで…と話すと

「でもRちゃん、今日ピアノの練習の時にママに怒られたんだよねー」

「ぶわああああああ!」

R、即座に号泣。

「お前、鬼だー!」

治りかけの切れ痔アナルにちんこ突っ込むようなマネしやがってうおおおおおお。(それは僕)

「あのね、パパもね、エレクトーン習ってる時はよく怒られたもんさ…」

再びRのフォローに必死になる僕。Rはもう泣きじゃくりながら指をしゃぶっている。テンパッた時に出る癖なのである。ああああもういい加減のぼせてきたんだけど…。

足し算が苦手なR。でも計算高い女よりは100倍可愛い。


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04月27日(火)
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