ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■加減情緒
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お風呂ではいつも娘・R(6才)と息子・タク(4才)はゴッコ遊びをしている。

「ハーイ。ワタシはキャサリンデース。イギリスからキマシタ」

今日のRは南蛮人ゴッコであるようだ。

「は、はろー」

とりあえず挨拶してやると

「イマ、ワタシはエイゴをベンキョウしてマース」

「えっイギリス人なのに?」

相変わらず設定が変である。一方タクは

「ねえパパー。また足し算やってー」

とおねだりをする。最近お風呂で簡単な算数を教えてやっているのだ。特に2ケタの問題がお気に入りで、

 34
+25
――
こんな感じで黒板代わりの曇りガラスに書くんである。まだ繰り上がりがあるとパニックになるレベルではあるが、こうなってくると最早授業である。

「お風呂で授業」

こう書くと何習ってんだが分からないエロビデオのタイトルみたいだ。そして僕が先生。

「ふっふっふ。パパ、大学生の時塾の先生やってたんだぜー」

「えっほんと!」

本当である。女子中学生にモテモテだったぜー(よほど臭かったりちんこ丸出しとかの変態じゃなければモテる)。でも校長が

「生徒に手を出したらクビ」

って言ってたので我慢してたら数年後その校長が手を出してクビになってた。

性欲むんむんの大学生が我慢出来て枯れたオヤジが我慢出来ないってどういうこと…。いや、そんなことは子供に教えることじゃないか…。

さて、Rとタク交互に問題を出すと結構順調に答えるRとタク。

「よし、今度は引き算もやってみよう。引き算っていうのはね…」

いつも風呂場で遊んでいるスーパーボールを使って、5個あったのが2個なくなりましたー残りはいくつ?とか引き算の手ほどきも開始した。

タクはなかなか熱心に聞いていたのだが、Rはだんだん飽きてきたようで

「ぴーち、ぱいん、べりー、ぱっしょん、ぶろっさむ、まりん」

勝手に本当に英語の勉強をしだした。ていうかそれプリキュアの名前羅列してるだけじゃないか。

「Rちゃんはあんまり面白くないかな?」

「うん…ちょっと…」

ちょっと申し訳な顔をするR。そのRの言葉を畳みかけるように

「たっくんもおもしろくな〜い」

タク!お前がやってって言ったからやってるんだろうが!全くもう…。

足し算と引き算だけに、いい加減。なんつって。

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03月31日(水)
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