ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ナイトストーカー
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夜、マンガを読んでいたらいつの間にか嫁が寝てしまっていた。

夜這いをかけようと思っていたのにマンガに気を取られてタイミングを失ってしまうとはなんたる不覚。仕方がないのでそのままマンガ読み続行。

…。

…。

トントン。

ふと肩を叩かれた。

現在午前0時半。誰も起きておらずこの部屋にも誰もいない。それなのになんで僕の肩を叩く人がいるの。もしかしておばけ?後ろにいるの?いやだあああああ!そうよこれは錯覚よ!肩を叩かれたっていう錯覚なのよ!でも…これ錯覚なんかじゃない!確かに叩かれた!これは間違いない!じゃあやっぱりおばけ後ろにいるの?いやだああああ!でも振り向いて確認しなければ…おばけが襲ってきたらいやだし…

テンパった時って上記のようなことがほんの1秒ぐらいの間に頭の中を駆け巡るものである。恐る恐る後ろを振り向いてみると…

娘・R(6才)だった。

何度か日記にも書いたことがあるが、たまに夜中目を覚ましたRが怖くなって泣きながら僕のところに来る。しかし今回はそれだとは思わなかった。だってドアを開ける音とか全くしなかったし。実際はしたのだろうがマンガ読んでいたから気付かなかったのだろうか。そしていつもはわんわん泣いて来るRが今日はニコリと笑っている。これは大変危険である。全員寝静まったと思い込みものすごいエロ動画を見ながらソロ活動をしていたとしたら…。昼間とは違ったパパを見せることになってしまう。まじで鍵でもかけようかしら…これも2秒ぐらいの間に頭の中を駆け巡り、その後

「また起きちゃったのか?」

ようやくRに声をかけることが出来た。Rはニコニコしながらコクリと頷いた。ニコニコしながらも瞳がうるうるしている。おそらく目を覚ました瞬間は怖くて寂しくて涙がでちゃったのだろう。女の子だもん。

「今日も泣いちゃったか?」

Rは首を横に振る。おそらく彼女なりの強がりなのか。

「じゃ、一緒に寝ようね」

僕がそう言うとRは待ってましたとばかりにクルリと寝室に取って返し、布団をめくり上げバンバン叩いた。ここに寝ろ、と言っているのである。夜中に起きたRは頭が回っていないので言葉が少ない。

はいはい…と布団に潜り込むとRもするっと僕の懐に入り、しがみつくようにしてすぐ寝息を立て始めた。あとこうやって一緒に寝られるのもほんの数年なんだろうな…。ふと枕に冷たい感触が。おそらくRの涙であろう。ううう…夜更かししてごめんよお、と思うのだが、でもいくらなんでもRと一緒の時間に寝るわけにもいかないわけで。なるべく夜更かししないようにしよう…僕に出来るのはその心掛けだけなのである。

嫁犯し 出来ずも娘は いとをかし

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04月01日(木)
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