ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■スイーツ(駄)
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地元の商店街でスタンプラリーが開催されている。

ドラクエ風に例えれば

「エゴタランドに散らばる4つの紋章を集めよ」

ということであり、逆によく分からん。要は商店街加盟店で300円以上の買い物をするとスタンプを押してもらえ、4店以上のスタンプが貯まれば1回福引が引けるというもの(最初からそう書けよ)。賞品はどんなものかというと、

特賞:温泉旅行

わーすごい!当たったらどうしよう!

1等:旅行券

わーすごい!当たったらどうしよう!

2等:川中美幸ショー

うわー…当たったらどうしよう…。

とりあえず僕らのような庶民をときめかせるには充分なラインナップであり、僕らもものの見事に食らいついた。

「でもあんまり商店街じゃ買わないしなあ…」

と嫁はこぼす。僕もあんまり…。あ、でもスタンプラリーの参加店舗を見てみると本屋がある。たまに食いに行く定食屋もある。そして

「あ、ここのコンビニも参加してるよ」

そういえばこないだの幼稚園のバザーの時、駄菓子コーナーがあって、

「あとで買おうね」

と言っていたらいつの間にか全て売切れてしまっていたので、娘・R(6才)も息子・タク(4才)もしょぼーんとしていたのだ。かわいそうなので約束は守りたかった。

「駄菓子買いに行こうぜ」

そういうことになった。

「おかしかっていいの?」

Rとタクは目を輝かせてキャアキャアと駄菓子コーナーを物色し、それぞれチロルチョコをひとつずつ僕に寄越した。なんという謙虚な子供達であることよ。

「…もいっこぐらい買っていいよ」

「えっ。ふたつもかっていいの?」

ふたりは更に大喜び。普段嫁がしっかりしつけてるんだなあ…。そんなこんなで僕も買うぞ嫁お前も買え、とぼんぼこ買い物カゴに入れてレジに持って行ったら

「900円です」

どーん。

「だ…駄菓子で900円って…」

赤貧洗うが如しの家計を日々やりくりしている嫁の顔が引きつっていた。

「ごめん…僕コレも追加で買っちゃったから…」

「うまい棒30本セットとか買うなあ!」

確かにコンビニで買うことはなかったなあ…。もっと安い駄菓子専門店があるのだ。

「でもほら、Rとタクを見てご覧。嬉しそうな顔してるじゃないか…」

嫁の怒りを子供達の笑顔で中和させようと強引にまとめた僕。ま、子供に免じて

水に駄菓子てくれ!…ちょっと苦しい。

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12月17日(木)
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