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エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ビザールなバザール
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我が街・江古田の商店街では「ナイトバザール」というイベントが定期的に開催されている。

一見普通の商店街が、夜になるとたちまちいかがわしくもみだらな桃色遊戯的お店になる…というのでは勿論なく(ちょっとだけ期待した)、射的・輪投げ等の夏祭り的な露店が出たりウルトラマンとか来たりするんである。

夕方5時ぐらいからの開催なので、子供達の生活サイクルを考えて普段は行かないのだが、この日はアンパンマンショーがあるとのことで娘・R(6才)と息子・タク(4才)が

「いきたい!」

と言って聞かなかった。

「わかったわかった。行こう。でも夕方だから4時ぐらいにね」

テンパっているRとタクをそうなだめたら、

「いま何時?」

「まだ10時」

「いま何時?」

「まだ12時」

朝から何度も何度もうるさいうるさい。

「いま何時?」

「そうね大体ね〜」

「いま何時ってきいてるの!」

平成生まれの子供達には胸騒ぎの腰つき的なボケは通用しなかった。

ようやく夕方になったので子供達をアンパンマンショーに連れて行くと、観客達は銀行の裏庭みたいなところに通され、あっという間にすし詰め状態。さすがアンパンマン。どんだけ人気なんだ。

会場はイマイチ照明が薄暗く、周囲にブルーシートが敷かれ殺人事件現場のようになっており

アンパンマン
わりとレアと思われる不気味なニセアンパンマンも出て来たりしてなかなか怖い感じであった。

また、音声がぶっ飛んで最初からやり直しというトラボーもあったりしたが、そこはローカルなイベントということで微笑ましい。

アンパンマンショーが終わってからは商店街を回って出店をひやかす。

「わたあめ食べたい!」

Rとタク定番のわたあめおねだり。

「はいはい」

絶対言われるだろうと思ってたのでわたあめの屋台に並んだら、わたあめの機械が昇天して長蛇の列ができまくっていた。これがホントのわたアーメン。なんちて。

あとRとタクがやりたがっていたのはダーツ。

R
タク
矢を投げまくるRとタク。

おもちゃのダーツなので、マジックテープで矢がくっつくやつなのだけれども、タクがやってみたら全くくっつかず、的には当たるがポロポロと矢が落ちる。

「あらー。でも上手だったねー」

こりゃ絶対泣くな、と思い慰めたのだけれども

「う…う…」

案の定「悔しいです!」みたいに顔がひしゃげてマジで泣き出す5秒前。

「ほらほら、お菓子もらえるよ!何がいいかなー?」

景品にお菓子をもらえることを必死にアッピールしたら半ベソ顔でしっかりチョコをゲット。

「でへへへへー」

現金なものである。泣いたカラスがもうデヘヘ。

「さて、もう遅いから帰ろうかね」

もうお風呂に入らなければならない時間なので、急いで家に帰ろうとしたら

アンパンマン
…なんかこんな感じの萌え系美少女が何人(何体?)もうろうろしており、さすがマンガ家やアニメ製作会社が多い街・江古田である。そこはかとなくオタっぽい。彼女達は子供にアメを配りながら握手したり手を振ったりしていた。わりとかわいいではないか。Rとタクももらった。

「でもあれって中は男なんだよね…」

嫁は趣のないことを呟いていたが、

「あ、ごめんなさい…」


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11月30日(月)
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