ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■紅茶がオマケの、喫茶店
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日曜日の昼下がり。

近所の公園で小さなイベントが行われており、餅つきやら豚汁の販売などが見受けられた。

「おもちたべたーい!もちつきしたーい!」

娘・R(6才)と息子・タク(4才)は目の色を変えて飛びつき、嫁も

「今日の昼ごはんはお餅と豚汁でいいわ」

とか非常に質素なことを言うので、それだけでは僕はとても足りぬ、と異議を唱えると

「じゃああなただけどっかで食べてきていいよ」

素っ気ない嫁。

「パパひとりで行っちゃうよ〜。おいしいもの食べに行っちゃうよ〜。君達はどうする〜」

Rとタクに誘惑をかけてみたら

「お餅がいい」

君らそんなに餅好きか。パパより餅を選ぶのかキー悔しい。文字通り焼き餅だな。なんちて。グダグダやってても腹が減るだけなので、結局駅前の喫茶店にでも行くことにした。店に入ると

「あの、今日はおひとりですか?」

プリンセステンコー似のおばさま店員にそう言われた。

「ええ、今日はひとりです」

ここは独身時代からずっと利用しているお店で、結婚してからは家族連れで来ていたが、何ヶ月かに1度ぐらいの頻度だったのでそこまで覚えられてるとは思わなかった。カツカレーを頼んでガツガツ食い終わると、

「いつもご家族で来ていただいてありがとうございます」

ミルクティーのサービスまでしてもらってしまった。いい店だなあ。ありがとう、プリンセス。

公園に戻ると嫁達は本当に餅と豚汁を食べていた。タクは餅つきをやらせてもらったらしい。食べ終わると嫁は買い物に出かけていったので僕はRとタクと遊ぶことにした。

「パパ、こっち来てー」

Rに言われるまま着いていくと、高いハシゴのような遊具に登りたいから支えてくれと言う。下からお尻を押しながら登らせると

R
「みてみてー」

「おおおおお、だ、大丈夫か」

余裕で4メートルぐらいあり、高過ぎて見ているこっちが股間がムズムズするんだけど。

「みてみてー」

Rが登っていると思ったらタクも木に登っていた。

「うおおおお!アブい!落ちる!大丈夫か!」

アマゾンの猿かお前は!タクの方はホントに危なっかしげでカメラ構える余裕もなかった。なんとかと煙は高いところが好きというが、君達大好きだな!

餅を食べまくってエナジー満タンになり、高いところに登りまくるRとタクの体をずっと支えていたことであるよ。

気は優しくてきなこ餅。
縁の下のあんこ餅。
そんな私は所帯餅。

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11月17日(火)
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