ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■話せば分からない
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息子・タク(3才)が

「パパ、ぶーぶーって言ってみて」

何やら謎めいたことを言うので、とりあえず

「ぶーぶー」

と言ってみると

「ブタかよ!」

と吐き捨ておった。

「こらっ。親をブタとはなにごとだ」

一体どこでこんなやりとりを覚えたのだろう僕がブタならお前は子豚だ。トリュフ掘って来い。好きな食べ物はメス豚です。好きなペットは負け犬です。好きなタモリは火曜日です。

「ねえもっかいぶーぶーって言って」

タクはまだ悪戯っぽい笑みを浮かべて話しかけてくる。

「やだ」

と冷たく断ると

「えー。じゃあ、パパって燃える?」

燃え…?なんかトンチンカンなことばかり言ってくるなあ。うーん、ベッドの上では燃えちゃうけど、基本的には人間的に枯れてるからよく燃えるんじゃないかなあ…ってオイ。

「おいおいパパを燃やす気か?」

ついさっきブタと言われ、更に焼けてしまったら焼豚になってしまうではないか。燃やすなら僕が死んだ時火葬場で焼いとくれ。

「ねえパパ燃えるの?」

しかしタクはしつこく聞いてくる。よく遊びまくって疲れていると、こういう変なテンションになることがよくある。きっと今もそうなのだろう。

「じゃあタクは燃えるのか?」

逆に質問で返すと

「えーたっくんは燃えないよォ」

うーん。物理的に燃えるとかじゃなくて、若い者のエナジーというかガッツというか、若い者は燃えていなければならぬ。よし、いっちょ渇を入れてやるかと思い、

「いかん。若い者が燃えないでどうする。ハートを燃やせ!」

と叱咤激励してみたら

「ライターで?」

いやいや、それただの放火魔だから。

…タクとの会話を思い出してここまで書いてみたが、ものの見事に全然噛み合ってないことが分かった。

親子の会話ってなんだろう…。

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07月09日(木)
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