ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■嫁、泣く。
なかなか嫁に言い出しずらいことがあった。
言ったら機嫌悪くなりそうだし、
かといって黙っていると後で怒りを買うだろうし、

そんな感じのちょっと後ろめたいこと。
さて、いつ話を切り出そうか…と重い心持ちでいると

「あのね…実はね…」

嫁のほうが今にも泣きそうな顔をしてやってきた。
なんだか先手を取られてしまった感じ。

さては僕に黙ってアイスを一気食いしたとか…。
(現在アイス規制中)
嫁はしばらく黙った後、ようやく口を開いた。

「実家の犬が死んじゃったの」

泣き虫の嫁がまたメソメソと泣き出した
…アイスじゃなかったのか。

「そうか、とうとう死んでしまったか…」

嫁に実家には十数年飼っている座敷犬がいた。
重い病気でもう長くはない、と聞いていた。

「お父さんが庭にお墓を作るんだって…」

嫁の家はド田舎なので庭が広い。

「お前、実家に行かなくていいのか?」

「悲しくなるだろうから来なくてもいいよって
 お父さんが…」

冷たくなった飼い犬と対面して感極まってしまうと
お腹の中のRちゃんによくないかも…僕もそう思った。

Rちゃんのように元気に生まれて来る者もいれば
静かに去り行く者もいる。

これが生命。嬉しいことばかりではない。
泣く嫁を慰めつつ…あ。

それはそうと

「明日、マージャン大会なんだけど」

とはますます言い出しにくくなってしまった…。

どうしよう。テンパってます。


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アリガトウゴザイマシタ。

06月21日(土)
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