ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ハッピーウェディングの一年後。
「アナタ、今日で一周年だね!」

嫁がニッタラニッタラした顔つきで言ってきた。

なんのことだったかさっぱり分からなかったが

去年の12月1日、僕は結婚披露宴をしたのであった。
故に今日は披露宴一周年記念である、と嫁は言う。

忘れてた。

あのねえ〜。

だから、いつも言っている通り僕は

初めてデートしてから一周年とか、
初めてちゅーしてから何周年とか
初めてちんこ入れてから何周年とか、
いちいち覚えてないっていうの!

どうして女ってそう「記念日好き」なんだろう…と
辟易してたところ、嫁の父親から電話がかかってきた。

「よお〜一周年おめでとう〜」

…記念日好きは血筋なのか。

何でも嫁の親戚一族が集まり、
僕らの結婚披露宴一周年記念を祝って宴会をやっている、
というのだ。

「いや〜お祝いに、いいカニを貰っちゃってね〜」

嫁の父は、明らかに酒が入った口調で言った。

僕らのお祝いに、
カニ…?

そんな話、初めて聞いたぞ。

本来お祝いされるべき僕らは
そんな海の幸はお目にかかってないのだけれども
なんでなのかなあ。

で、君たち一族は新鮮なカニに舌鼓を打ちながら、
僕らを肴にドンチャン騒ぎしてるんだね〜。

どういう理屈かなあ〜。僕、分からないや。

僕と嫁、当事者達は不在。
しかし、親族達はおお盛り上がり(カニ有り)の大宴会。

…それじゃまるで僕らの三回忌か何かじゃないか!!

いいんだ、別に…。
一生この一族とは付き合わなければならないんだようようようよう…。

ちなみに僕の母親からは何の連絡もなかった。
やはり血は水より濃し、ということなのかもしれない。

恐るべし嫁一族。今後の僕と彼らの関係は、

いカニ。
12月03日(火)
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