ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183672hit]
■その節はどうもお騒がせしました。
かねてからやりとりのあるサイト管理人から
「閉鎖しました」たという連絡を受けた。
この人の感性というか、スタイルというか、
僕は逆立ちしてもかなわないだろうと思うくらい
面白いサイトだっただけにけっこうへこんでたり。
仕事仲間の退職だったり友達の引越しだったりすれば
「ごくろうさん。またな」と酒の一席でも設けるのだが、
こういう時、ネット上の繋がりの儚さをいつも感じる。
とか言って僕もついこないだ諸事情により
「忍法ニセ閉鎖」を使ってサイトを隠してしまったけれども、
思った以上にいろんな方から
「サーバー落ち?」
「まじで閉鎖?」
「見れない!」
「何があった?」
「連絡よこせ!」
「画面の前で固まったよ…」
メールなどで問い合わせがあって。
こういう時は単なる電話回線の繋がり以上の思い入れを
感じて申し訳ないと思う同時に嬉しかったり。
余談だが、中には
「ついに離婚?」
というのもあった。オイオイ…。
(二度とああいうことはしません。ごめんなさい)
このサイトを開いた当初、「メンタル系サイト」と言ったらいいのか、
日記には「いついつ精神科に行ってどんな薬を貰ってきた」とか
「鬱が激しくてどうしようもない」とか事細かに自分の精神状態を
記述しているサイトの管理人と掲示板でやりとりしていた。
時々一週間ぐらい日記の更新がなくなることがある。
するとまたひょっこり現れて
「薬大量に飲んで運ばれちゃいました。てへ」
なんて書き込んできたりする。
いや、「てへ」じゃないから。
その人は結局入院したり退院してリハビリ生活に入ったり
ものすごく細かい日記を続けていたが、
もう更新がなくなって一年以上経つ。
管理人の日記の内容が内容なだけに
ひょっとして、遂に…なんて考えてしまうのだが
確かめようにも僕にできることは何もない。
やはり感じるインターネットの限界。
世間ではやれ12メガADSLだ、100メガFTTHだと盛んにブロードバンド化が
謳われているが、
インターネットの回線は数字上では現れないものも
運んでくれることを我々は感じている。
けれども、やはりそれは現れないだけあってとても頼りない。
再開の願いをアップロード。
ダウンロードされることをただ祈るだけ。
それは無人島から「HELP!」と書かれた紙を瓶に入れて海に流す
行為に似ている。
むなしい。
09月22日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る