ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■クレープを一度食えば。
とカメラを向けていた。その子供達の中に中日ドラゴンズの帽子をかぶっていた子がいて、おお、敵チームの帽子が映っていてもOKなのだな、懐が広い、と感心していたら
「あー…、ライオンズのCMだから、ちょっとその帽子は外してくれるかなー、ごめんねー」
やはり申し訳なさそうなダメ出しを喰らっていた。ちなみにRとタクは
「うわー!ライオンだ!喰われる!逃げろー!」
もの凄い勢いで逃げた。お、おバカな…。
そんなこんなでもう夕方。そろそろ帰りますか…と言い始めた僕に
「お腹空いた。おやつは?」
と訴えるRとタク。
「あ、ウチに忘れた」
「えー!じゃあクレープ買って!」
おやつを忘れた罪を責められクレープを買わされてしまった。


夕日を背に仲良くかわりばんこに食べるRとタク。
「クレープ食べたこと、ママにはないしょね」
「うん、ママ、クレープ大好きだからね」
などと密談しており、おバカかと思っていたらそういう知恵は付いてきてるようだ。
クレープを平らげたので今度こそ帰るぞ、と、出口に向かって歩いていたら
「あ、プリキュアだ」
タクがプリキュアのコスプレをしていた女の子を見付けて思わず声を上げた。女の子はちょっと照れた笑顔でタクに手を振ってくれたがガチガチに震えており、ブランケットを羽織り始めて雪山遭難者のような有様であった。真冬にあんなアンナミラーズみたいな薄着のコスプレしたら地獄だろうに、コスプレも大変だなあ。
帰りの電車の中で、ヒマなRとタクにクイズを出せとせがまれた。めんどいと思いつつ、
「じゃあ、問題です。さっきいた西武ライオンズのライオンは何匹いるでしょう?」
「えー!わかんない!」
ライオンだけに、獅子16匹。なんちて。
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02月19日(日)
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