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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■その2
ただ、ぼくならぼく、あなたならあなた、という一個人は、輪廻転生するかどうかはおれはわからないけども、少なくともこの20世紀から21世紀にまたがって、ぼくならぼく、あなたならあなた、という名前と肉体と感性を持って生きるのは、これが最初で最後なわけだから。それはもう、絶対、自分の、これが正しい、なり、こうして生きたほうが素直でいいと思うことを、ほんとに大事にして生きてほしいし、そういうことを見つける感受性を磨く練習をお互いにもっとしたいねー、というのが。ほんとね。
ほんと、たあいのないこと。みんな同じこと、実は、ほんとは気付いているし、思っているし、そうしたいと、そうしようと思っているわけなんだけどね。
それを、お互いにどう揺さぶりあうのかな、という。政治の側からも攻めてくるだろう、日本の企業や経済のシステムからも攻めぎあってくるだろう、それを全体ではすごくいやな言いかただけど、お金や権力構造やそういうものから若者たちやぼくらを、こう、規制してくるだろうし。これはもう、なかなかイタチごっこでさ。でも、自分をほんとになるべく一生懸命見つめようとしている人が勝ちだと思うし。自分を一生懸命見つめようとしている人は、そうやって規制されたり丸め込まれたりすることから、ちゃんと巧みに逃げて、自分の生きかたをやったりしていると思うし。
だからね、最近ぼくは男性論も女性論も考えるんだけども、いつも街の中、とくに東京で街の中、電車に乗って、いろんな女性、いろんなファッション、いろんな人を見かける。でもね、おれね、やっぱりね、「ああ、奇麗だな」と思う女性は、内省してるよね。自分を見つめている。これはね、パッと見るとわかるよ。ファッションでもわかるし、お風貌でもわかるし(笑)。
でね、やっぱり自分で自分を見る、イコール自分で自分を磨くことだけど。自分で自分を見ることをさせないようにさせないように、メディアでもテレビでもしてくれるわけだから。そことどう24時間闘えますか、なんて。そりゃ、いいガールフレンドとか、いいボーイフレンドとか、を、見つけたり、そういう人たちと何かつねに攻めぎあうことだと思うしね。
ここの読者も、きっとそういう人たちが多いと思うんだよね。まあ、そういう人たちは、是非あがたのコンサートを観にくると面白いよと言っておきたいけどね(笑)」
さりげないラブソングとか、女性の内省というと、まさにそれは「春の夜の手品師」なんですけども、ジェンダーの問題ってちょっとこういうところに来ているなと思いました。
「こないだ、とある雑誌で、あがたさんが影響を受けたミュージシャン5人と、それ以外の影響を受けた5人とかいって。まあ、ディランからいろいろ挙げたんだけど。そこで緑魔子さんを挙げたんだけど、緑魔子さんのみならずいろんな女性がもちろんいるんだけども。普通、50にもなってさ、なんかこう、それが歴史上の文学者とか、ジャンヌ・ダルク的なひとの名前を挙げるのはあれだけど、身近にいる人、お父さんやお母さんから始まってお友だち関係まで含めて、身近にいる女性に影響を受けた、って言いかたは、なかなか普段しないだろうな、と、言いながら思ったわけ。影響を受けたというと、たいていどっちかというと男性なんだよね。男性だったり、父とか母とか、偉人とかスーパースターとか天才的なひとのことを称するわけでね。もちろん緑魔子さんも、ものすごい天才的な女優だし、でも彼女の持っているところのすごさは、内省する力というか、自分を見る力。社会を見れば見るほど、自分を見る練習とかそういうことすごくしているひと。そういうベクトルを持ったり。ぼく自身もひとに負けずにそういうこと大事にしようと、思うよりも、本能的にそういうもの持っているから音楽やったりしていると思うんだけども。そういうことすごく大事なんだってこと、彼女ほどバイブレーションなり言動なりで突きつけてきたひとはそういないね。うん。
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03月24日(水)
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