ID:7590
Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
[851324hit]
■その2
「人間とテクノロジーの関係というのは、フィジカルな意味も、概念的な意味も含めて、ものすごい可能性とものすごい試されているというか、その攻めぎ合いがすごいから面白いとも言えるし。わりと20世紀末は少年の犯罪が多かった、今もいろいろあるんだろうけど、ちょうど90年代後半は子どもたちが何を考えているのかわからない、あるいは子どもたちが持っている犯罪みたいなものですごくぼくたちは問いかけられたけども、それは、今日テクノロジーのみならずぼくたちが置かれている状況の中に問いかけられてきた現象だと思うんだ。それは、なんというか、ぼくたち大人が…、なんて偉そうに言うけど(笑)…、ぼくたち大人が、ちゃんと答えを見つけていかないといけないと思う。」
はい。
「おれはやっぱり、魯鈍というか、だらだらしているところがあって。そんなに急がなくていいのに。テクノロジーにせよ、何にせよ、そんなに急がなくていいのに、と。だから、21世紀に、百年あるんだから(笑)…ぼくらしいカレンダーの割りかたすればね、百年あるんだから、21世紀になったら3年とかさ5年とかさ、20世紀のおさらいをするだけで、みんな今やってることお休みというか、開発は全部やめて、5年くらいおさらいしたら、ものすごいいい勉強になるのに。…と、ぼくは思うけどね。あらゆる意味で。」
うん、うん。
「ここまでみんなが必死になって突っ走ってきた…、突っ走ってきた1980年代のバブル的な最後の大あがきというか、ものすごい誇大妄想まで含めて、やってきたんだから、ちょっと、ね。ぼくの感性としては、いつもそう思っているんだけども。つまりさ、時代がトンがり続けると、もちろん表現というものはどこかトンがっているものだけど、たかだかミュージシャンもね、トンがり続けなければ「あの人、もうダメになったね」とか言われるでしょう?いいんだよ、別に言われたって。でもね、トンがり続けるためにだけおれたちは音楽やっているのかという、素朴な疑問があるよ。もちろんね、トンがっていなければつまらないし、自分でもトンがりたいから歌ったり音を出しているんだけども。その根底にあるものが…。…。やっぱり、つかのまに今一緒に生きていることの歓びを確認することなわけだから。…。確認したいから、それが前提だから、「こんな世の中じゃ、冗談じゃない!」というトンがりであり、「こんな素晴らしい時代に、とはいえ、こんな時代にこんな人間と出会えている」歓びを歌っているわけであり。
たださ、こういう時代がさ、さらにせきたてられてくると、どんどんトンがり続けることでしかやってゆけなくなるとさ、ちょっとね。たとえば音楽にしても、映画にしても、文学でも、何でもそうだけど、もうちょっと子どもの頃に見たディズニーの映画をもっと見たいんだけど、とか。そういうことに、「何言ってるんだよ」というようなことにどんどんなってくるとさ、それだけではおれちょっとやだなあ、という感じがすごくあってね。
とはいえ、進んでしまったテクノロジーを遡りするというのはないことで。だから、おれは柔らかなゲリラ作戦というか、柔らかなアンチテーゼというか。メディアも大事だしテクノロジーも大事だし、あとなんだろ、ファッションとか、人間が集団になってあっち行ったりこっち行ったり右往左往することも、愛らしいことだけど。だからこそ、パソコンありインターネットあり、海外旅行もすぐ行け、新幹線、国内までも飛行機で行ってしまう時代、だからこそ、メディアの情報を頼らずに、自分で時刻表開いて、各駅停車や夜行列車に乗って旅したらいいのに、とぼくは思うわけ。人それぞれの人生は一回性だから、あなたのお好きなようにおやりなさい、でいいわけ。ぼくもそうしたいし、あなたもそうすればいい。メディアの中であっち行ったりこっち行ったりするのも人間の営みとして楽しい。ストーンズが来てビッグエッグ行って、その晩一晩みんなハイになるも、ロマンチックなことも、みんないいと思う。何でもありだと思うんだ。
[5]続きを読む
03月24日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る