ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■選手紹介 1984年度組
 ちなみにJrユースでの基本布陣は、こんな感じ。

さなるカップ(中1):      ナイキプレミアカップ(中2)   クラブ選手権(中3):

−−−−−餅搗−−拓也−−−−− −−−−−餅搗−−設楽−−−−− −−−−−仁科−−阿部−−−−−

−−−仁科−−浩太−−設楽−−− −−−仁科−−浩太−−拓也−−− −−−大瀧−−浩太−−拓也−−−

−−−−−−−原田−−−−−−− −−−−−−−菊地−−−−−−− −−−−−−−菊地−−−−−−−

−真輔−−渡邊−−高山−−菊地− −真輔−−渡邊−−高山−−天野− −真輔−−渡邊−−高山−−天野−

−−−−−−−加藤−−−−−−− −−−−−−−吉川−−−−−−− −−−−−−−吉川−−−−−−−

 高山は高山純一、真輔は高山真輔。阿部文一朗と大瀧義史が2年生。
 菊地直哉が清水商業、吉川慎也が清水東、高山真輔が清水南高に、加藤順大は中1の時に引っ越しし、大宮FCを経て浦和ユースに進んでいる。

 昇格後の布陣は、こちら(高3、高2、高1)


--- 清水昇格 ---
▼杉山 浩太 1985.01.24生 [174cm/60kg] ボランチ・トップ下 「コウタ」
  静岡FC/中田SSS→清水Jrユース (静岡大里中)→清水ユース(静岡学園高)
  二種登録・U-19/18/17日本代表・静岡国体少年選抜(02年)U-18/17日本代表(01年)
  U-16日本代表(00年)U-15日本代表(99年)

 プレースタイルについては「杉山浩太マニアックス」も参照方。
 清水エスパルスユースが誇る王子様。02年清水エスパルスユース主将。王子様とは外見だけだけでなく、気品あるテクニックに常人では預かり知れぬ視野、カリスマとエゴイズム、終ぞ潜在能力の底を伺わせない「未完の大器」を由縁とする。
 静岡FC時代に早生まれながらU-12ナショナルトレセンに選ばれるなど(静岡県からは、他に成岡・岡田・小林・森下ら藤枝東勢に、小野正朋ら)、早くから才能を愛でられてきた天才児。エスパルスに入ってからもナイキ杯で主将を務め全国優勝を果たす。ジュニアユース当時はドリブルを好み、自分の感性先行させるサッカー少年の印象で、課題も目に付く選手だった。
 昇格後、中3の2月に行われたアルゼンチン遠征でレギュラーを掴むが、その後負傷。5ヶ月の怪我療養を要した後、奇怪な4−3−2−1システム(浩太を「3」の中央に置く)の中軸としてJユース杯準優勝、再び全国に名を馳せる。高2では深澤と攻撃的な役割が重なり、真価を発揮できずにいたが、この時に深澤を補完すべく守備を課せられたことが、後に大きな経験となる。そして、高3。主将として臨んだクラブユース選手権では、攻守両面で試合の支配者として君臨、「あの浩太が守備をっ!」という周囲の驚きをよそに優勝へと導き、その後は順当にトップ昇格を決めた。

 得点から逆算して次の選択をする独特の視点を持ち、決定機に繋がるスペースに対する敏感さは、外から見る観客すら上回る。パスミスよりも意味のない繋ぎを嫌う、強い意志も特長。厳しいチャレンジパスで周囲を自らの戦術眼に従わせて動かす、本当の意味での司令塔である。さらに、その決断は敏速。浩太の異才はこの判断力にこそあり、贔屓目に言えば中田英寿にも通じるものがある。ちなみに中田同様、浩太も学業優秀らしい。それを支える隠れた美点として、感覚調整力が挙げられる。位置や状況を正しく認知して適応させることができるほか、ボディバランスに秀で、固有のリズム感を有する。これらの長所を総じ、不安定な体勢を厭わずに、次々とダイレクトで縦パスを送り込むのが、基本スタイルである。
 一方で、サッカー少年時代からの技術は健在。密集されればターンを繚乱させて切り抜け、時にはPA内に突破することもあるし、特にユースに入ってからは、体を張った潰しでこぼれたボールを平然と奪うプレーにも融通するようになった。また、パスのボール回転や浮き球の処理、フェイントの掛け方にも独自のセンスを感じさせる。


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04月02日(月)
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