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えすぱっ子
by ひかる。
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■東海プリンスリーグ 岐阜工業高校戦
この「誤審」があるまでの僅か15分程度の間に、清水は壁が必要となる位置でファウルの審判を3つも下されており、その中には明らかにシミュレーションによるものもあった。そのうちの一つ、13分のほぼ正面の位置でのFKでは、後藤が直接狙ったシュートが右ポストに直撃している。また、アドバンテージで流していると思いきや単なる見落としで、奪い返したはずが相手FKにされることもあった。微妙なオフサイドや、CKのはずがゴールキックにされたことは多々。そもそも、これだけ荒れながら、警告が両者に1枚ずつというのがおかしい。
しかし、決して清水不利の判定だけだったわけではない。清水ベンチの怒気が強まるにつれて、主審は明らかに錯乱していた。次にズレた位置から岐阜工がスローインした際は、すぐさま清水のスローインとなった。村越の負傷時と同様に、高柳が足を上げてクリアして頭から突っ込んだ相手が倒れた場面ではノーファウルになったが(幸いなことに、これは負傷には繋がらなかった)、次の場面では高柳が足を高く上げただけで反則をとられた。曖昧な判定は、次第に岐阜工ベンチの怒りも買う。
このような状況で、ゲームが落ち着くはずもない。清水の華麗なパス回しは影を潜め、7分に岡村→阿部反転から真希→森安→真希→森安と連続ワンツーから右クロスを入れた場面ぐらい。他は岐阜工がアーリークロスやロングシュートを放つ程度で、少しは得点の気配がするのはセットプレーの場面ぐらい。半ば諦観の雰囲気の中、試合は進んでいった。
しかし、岐阜工は前半同様、30分過ぎあたりから足が止まり始める。32分には岡村のロングフィードに阿部が反転して裏を取るが、ユニフォームを引っ張れてファウル。もっとも、この場面では腕を振り払おうとした阿部の肘が相手に入っており、今度は岐阜工・大野監督が激昂することになるのだが。だが、そんな中でも大野監督は冷静に選手交代を指示、運動量を取り戻そうとするのだが、焼け石に水であった。
35分、森安が右サイドスペースに流したボールに対し、柴田は緩やかに受けると思わせて加速。マークを振り払い、マイナスの速いセンタリングを送る。これをファーで大瀧がトラップ、頃合いを見計らって激しく巻くクロスを送ると、ニアの阿部の裏で真希がダイビングヘッドで飛び込む。が、GKが反応しゴールを割らせない。
さらに38分、真希が中盤に引いてパスを引き出すと、反転しながら右の森安に渡す。森安は左足でもう一つ右サイドに流すと見せかけ、アウトサイドで引っ掛けるように真希にリターン。ゴールに向かって直進する真希だが、正確なインパクトでダイレクトで右前方に流す。柴田は大外から回り込んで中を見ると、真希がニアに突っ込み、阿部はファーで待ち構える。柴田が決断したクロスの先には、真希の裏側、阿部との間にスルスルと走り込む枝村が。フリーの状態で高い打点からヘディングを放つと、ボールはファーサイドに突き刺さった。1−0。狂騒の中でも一人冷静だった男が、3試合連続ゴール。5試合5得点でチーム内得点王に。
その後も不安定な審判に胃を痛める時間が続くが、相手速攻をラインブレイクから見事なタックルで潰した石垣の活躍もあって、相手を抑える。石垣はこの交錯プレーで担架で外に出されるが、集中力を切らさずに4分余りの長いロスタイムを耐え切り、今後に期待を繋げられる「勝ち点3」を手に入れることが出来た。次の試合は6月25日。2ヶ月間の間に1年生も多く出場する若いチームがどれだけ伸びるか、楽しみである。
岐阜工 清水エスパルス
5(1) シュート 4(2) ×真希、○真希、×真希、◎枝村
3(0) 右クロス 3(2) ×森安、○柴田、◎柴田
1(0) 左クロス 2(2) ○大瀧、○枝村
3(0) 左右CK 2(0) ×大瀧、△大瀧
枝村「今日は引き分けは許されなかった。いい流れできていたので、決めなきゃと思いました」(ニッカンスポーツ静岡版より)
▼試合結果
清水エスパルスユース 1−0 岐阜工業高校
得点:後半38分:清水・枝村匠馬(柴田和也・右クロス)
警告:後半07分:清水・森安洋文(ラフプレー)
後半23分:岐阜・伊藤裕治(ラフプレー)
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04月29日(火)
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