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えすぱっ子
by ひかる。
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■選手紹介 1990年度組
 ※U-16日本代表 (06年)、U-15日本代表・U-14NTC (05年)、U-14NTC・静岡選抜 (04年)、静岡選抜 (03年)、
  U-12NTC (02年)、キヤノンカップアメリカメンバー (01年)

 歴代随一のトリックダンサー。小5で球's JFCをキヤノンカップ (フットサル) 優勝、小6には静岡JFCを全小 (サッカー)、カワハラFCをバーモンドカップ (フットサル) 出場に導き、全国に名を知らしめる。エスパルスに入団すると、上の学年に合流してCHやSHで堅実なプレーを見せる一方、対照的に同学年相手には好き放題にボールと戯れていた。中3では、クラ選福岡戦でドリブルで切り刻む超絶ゴールを決めるなどエースとして活躍するが、最後の高円宮杯は怪我を押したまま不完全燃焼に。また、主将の横山、または深澤が不出場の時は、ゲームキャプテンも任された。
 ユース昇格当初は期待に反してスポット的な出場に留まっていたが、おいおい戦術理解を深めるにつれ、後半戦ではCH、または絞り気味のLHとして不動の存在にまで成長した。U-16日本代表にも度々呼ばれるが、定着するには至らず、アジア予選のメンバーには残れなかった。

 その足技は、感嘆を通り越して笑いを引き起こすほど不必要に巧い。相手を抜くためのフェイントは、十八番の切り返し・ターンなど回転系をはじめ、プルプッシュなどボールくっつけ系、シザーズなどまたぎ系、ドラックバックでの後退、リフティング、多岐にわたって制限がない。しかし、テクニックだけに目を奪われずに注目してほしいのは、爆発的なダッシュ力。相手を誘い出して一気に加速するのが前田の必殺技だが、それはこのダッシュ力あってこそだ。空間把握能力も高く、小柄ながらヘッドやボレーを正確に決めることができる。
 一方、初見で某氏が「ユースの (伊東) テルですね」と称したとおり、中盤で見せる精力的かつ献身的なプレーも見逃せない。ダッシュの速さとボール扱いの巧みさは中盤の守備にも活かされ、奪ってからプレスをいなすキープ力があり、ショートパスも正確。なるほど、思えばテルも小学生時代は大型FWだった。彼も偉大な先輩の後を追うのか。

 高円宮杯U-15の東海大会の総括に、「前線の前田を中心とする質の高い攻撃が持ち味であるが、好不調の波があった」と書かれてしまったが、この指摘は全くもって前田にあてたものだ。ゴールに向かうことより相手を抜くことを優先する向きがあり、縦に抜けだしてパスを受けながら、わざわざサイドに流れて相手をもう一度抜こうとする。弱い相手だとそれが顕著になり、ボールに戯れるばかりで全然得点に繋がらないプレーを濫発。そのやんちゃさを愛してやまないファンも多いのだが。


▼岩崎 広大  1990.05.27生 171cm/61kg CB 「コウダイ」
 清水FC/小島両河内SC→清水Jrユース→清水ユース (清水南高)

 1年目からCB専職。常にレギュラーとして、この学年の守備を引き締める。最終学年は怪我もあり、やや出場時間を減らしたが、体を張ることに関しては、間違いなく彼が第一人者だった。中1の時から背丈はあまり伸びなかったが、粘り強くガツガツと体を相手に当てることを厭わず、自分より大型な全国の相手にも己のプレーを貫くことができる。空中戦は学年最強で、セットプレーを通して攻撃にも貢献した。前に出る形を得手とするが、裏に走られるのが苦手。また、強豪相手にも耐えることのできる代わりに、相手を圧倒することも少ない。


▼望月 卓馬  1990.05.29生 171cm/57kg 右SB 「タクマ」
 静岡JFC/菖蒲FC (井宮北小)→清水Jrユース→清水ユース (静岡東高)、※静岡選抜 (03年)

 中1の時はRB、CB、CHの3つのポジションを歴任するポリヴァレントな選手だったが、徐々にRB専任に。最終学年では、怪我で狩野にポジションを譲ることもあったが、3年間通してレギュラーの座を守っている。ユース昇格後は最も出場機会に恵まれた選手で、プリンス後半戦あたりから出場停止を除き、1年を通してRBに定着。苦しい試合は多かったが、貴重な経験を積んだ。

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04月02日(月)
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